『不動心』/高杉龍成
こんにちは。
今回部員ブログを担当させていただきます、教育人間科学部教育学科3年高杉龍成です。このブログを書くにあたって、今の自分の状況や思いを綴らせてもらおうと思っています。拙い文章ですが、最後まで読んでいただけると幸いです。
自分は昨年の11月に怪我をして以来、まだピッチに戻ることができていません。正直、完治までにこんな時間がかかると思っていませんでした。12月初旬に手術を終えたとき、5月か遅くても6月には復帰してるであろうと思っていました。しかし、実際には7月に入った今でもリハビリが続いています。9月頃にまた手術が控えてるということもあって、「いつになったら万全な状態でサッカーができるのか」と考える日々が続いています。
自分のサッカー人生を振り返ってみて、今回のような大きな怪我は初めてでした。それもあってか、手術が必要と聞いた時はとても怖くすごく緊張したことを覚えています。手術をするまでの約2週間の杖生活は人生で最も過酷でした。家が一戸建てなので事あるごとに階段を登らないといけないし、大学までの道のりやキャンパス内でも階段しかない場所もあって苦しい思いをしました。なんとか仲の良い友達に助けてもらいながら長い2週間を乗り越えました。そして手術をしたことにより、杖なしじゃ歩くこともできなかった体が術後1週間で杖なしでもゆっくりとなら歩くことができるようになりました。人間の体って不思議ですね。ただ歩くことができるようになって困ったこともありました。それは、ただ歩くこと”しか“できないもどかしさです。年明けからシーズンが始まり、新体制で始動したチームに遅れをとることにすごく焦りを感じました。病院でリハビリを行っていたものの、踵上げや可動域を広げるメニューしかこなすことが出来ず、自分がサッカーをしているというビジョンがいつになっても見えませんでした。正直、怪我から半年以上経った今も90分の試合にフルで出て走り切っている自分の姿が想像できません。ただ、焦ることなく少しずつ完治に向けてリハビリを頑張っていこうと思っています。
今回の怪我を通して、私は「モチベーションを保ち続けることの大変さ」を痛感しました。自分の体なのに思うように動かせない、みんなはサッカーをしているのに自分はできない、新チームになって置いていかれる、など考えれば考えるほどネガティブになってしまい、サッカーから離れたいと考えるようになってしまいました。普段よく観る海外サッカーを見ることをやめたり、Twitterなどでサッカーの結果を見ることも嫌になった時期もありました。ただ、逆にサッカーと無縁の時間を過ごせば過ごすほど、自分は何をやっているんだろうと考えてしまい、その繰り返しでした。これはサッカー以外のことでも言えると思っています。何事もモチベーションを保つことは難しいでしょう。ただ、同じリハビリを頑張っている仲間を見て今は高いモチベーションを保つことができていると思います。特にリハビリ仲間の同期の峰島くんが最近走りを頑張っているため、僕もそれに感化されて頑張ることができています。一緒に復帰して試合に出たいです。
そしてこのチームを引退する前に成し遂げたいことがあります。同じカテゴリーで試合をすることができなくても、紅白戦か何かで、福田尊琉の巧みなビルドアップからフィジカルモンスター安西響にパスをつけ、とにかく走るおとこ中戸川知磨と繋ぎ、花村勇太郎にロングボールを当て3人くらい抜いてもらった後、サイドで僕がボールをもらってクロスを上げ、Mr.国士舘と言われている峰島弘毅の大ジャンプから魂のストライカー後閑正乃介にヘディングで落とし、オーバーヘッドで華麗に決めてもらうことです。チルメンの力を必ず見せつけてやりましょう。
さて、ここからは余談なので時間があり、少しでも自分の話に興味がある人だけ目を通してほしいです。
最近、バイト先の先輩におすすめされ、Stranger Thingsを見始めました。めちゃくちゃ面白くて困っています。ハマってしまったのが、大学の教職課程で行う模擬授業前のことだったので、模擬授業そっちのけで見てしまっていました。まだ見てない方はぜひ、そして見ている方や見終わった方は語り合いましょう。韓ドラも良く見るのでおすすめがあったらぜひ教えてください。
あと音楽をよく聴く方、洋楽ですがLany/Lauv/Keshi/Conan Gray/Vally/Why don’t we/Khalidの曲をぜひ聴いてみてください。めちゃくちゃ良いです。
同期のみんなと同学年の方々、就活も始まってきて大変ですが共に乗り越えましょう。ここまで読んでいただきありがとうございました。
【 2022/07/20 更新】