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長谷川恒平コーチ、いざ、出発
長谷川コーチが3月のトライアルへ向けまして、海外へ出発しました。
ロンドン五輪の出場枠獲得を目指す男子グレコローマンの5選手が1月25日、今年最初にして、五輪アジア予選(3月30日〜4月1日、カザフスタン)前最後の海外遠征として成田空港発のトルコ航空でイスタンブールへ向けて出発した。
28〜29日にイスタンブールで行われる「ベービ・エムレ国際大会」に出場し、ハンガリーへ移動して欧州選手と合同練習。そのあと、11〜12日にソンバトヘイで行われる「ハンガリー・グランプリ」へ出場するが、55kg級の長谷川恒平(福一漁業)と60kg級の松本隆太郎(群馬ヤクルト販売)は、ハンガリーでの合宿のあと大会には出場せず、一足早い8日に帰国する。
伊藤広道監督(自衛隊)は「ルールが変わって初めての国際大会で、それを経験するのが今回の遠征の大きな目的。新ルールへの対応策を海外の選手がどうやってくるかをよく見て、カザフスタンでどう闘うのがいいかを研究したい」と遠征の目的を話した。
長谷川と松本がハンガリーの大会に出場しないのは、トルコで試合に出て、その後に再び減量するとなれば、合宿での練習が思い切りできないため。選手の要望とコーチとしての考えを加え、このような選択となったという。
74kg級の鶴巻宰(自衛隊)は減量が多いのでトルコでは大会に出場せずに練習をこなし、ハンガリーの合宿と大会に参加する。ハンガリーでは一つ上の84kg級に出場するため、伊藤監督は「合宿でもしっかり練習できるだろう。欧州2位でゴールデンGP決勝大会優勝の選手も参加するはずなので、いい経験になるはず」と話した。
長谷川は「今月の合宿でやったことと去年の世界選手権の反省をふまえて、やってきたことが出せればいいと思う。リフトなど瞬発系の技は日本では経験できないので実践でタイミングを学んできたい。新ルールとなっても、スタンドでとりにいくことは今までと変わらない。周りを見ながら自分のスタイルを変えず、しっかり練習してこようと思う」と、遠征の目的を定めた。
(協会抜粋)
【 2012/01/27 更新】