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アジア大会銀メダリスト、長島和幸選手の闘病報告と支援カンパのお願い
日本レスリング協会にも掲載されましたが、長島和幸君(全日本5連覇)が現在、白血病と闘っております。双子の兄で長島正彦君(青山学院大学レスリング部OB・主な実績インカレ2連覇・全日本3位等)が
骨髄移植のドナー提供者として決まりました。
つきましては、当ウェブサイトをご覧いただいております皆様にも、病魔と闘う長島和幸君をはじめ正彦君他ご家族のためにできる限りのご協力を、何卒、よろしくお願い申し上げます。
以下、日本レスリング協会記事
【お知らせ】アジア大会銀メダリスト、長島和幸選手の闘病報告と支援カンパのお願い
昨年のアジア大会(中国・広州)で銀メダルを獲得し、全日本選手権の男子フリースタイル74?級で5連覇中の長島和幸選手(クリナップ=写真)が急性骨髄性白血病にかかり、現在、都内の病院で闘病中です。
治療には健康保険が適用されない薬剤の使用もあり、多額の医療費、その他の経費がかかります。和幸選手の双子の兄・正彦さん、所属のクリナップ、出身大学であり練習拠点の早大など有志により、支援カンパを募ることになりました。
JAPANシングレットを着て世界で闘い、日本のレスリング界に多大な貢献をなした和幸選手のために、個人、あるいは団体にて、ぜひ全国のレスリング関係の皆様のご支援をお願いします。和幸選手の回復へ、ぜひとも力を貸してください。
《支援カンパ金振込み口座》
東邦銀行 四倉支店 (普)309219
長島和幸選手支援金事務局 代表今村浩之
《寄せ書き・千羽鶴等の送り先》
〒979-0204福島県いわき市四倉町細谷字小橋前52
クリナップいわき事業所四倉工場 レスリング部
長島和幸選手は1981年9月25日、群馬県生まれの30歳。群馬・太田倶楽部(現おおたスポーツアカデミー)出身。群馬・館林高時代の1999年に高校四冠王に輝き、早大に進んで2002年に学生二冠王へ。2004年には世界学生選手権で銅メダルを獲得し、2006年に全日本選手権初優勝を達成した。
昨年のアジア大会で銀メダルを取った長島選手(左端)
2008年にアジア選手権で銅メダルを取り、2010年のアジア大会では銀メダルを獲得。中量級のエースとして活躍し、ロンドン五輪出場を目指していた。
今年4月の全日本選抜選手権で、長年のライバルの高橋龍太(自衛隊)にプレーオフで敗れて世界選手権出場はならなかったが、ロンドン五輪へ向けて再出発する最中、病が発見された。
双子の兄で、2007年全日本選手権フリースタイル74?級3位の長島正彦さん(青山学院大OB)によると、9月上旬に体調不良を訴え、同10日に病院で検査を受けたところ、白血球の数値に異常が見られ、急性骨髄性白血病と診断された。同12日より入院し、現在まで抗がん剤などの治療を行っているという。
正彦さんは週に1度は病院を訪れて和幸選手と面会している。「本当に急なことでびっくりしてしまった。原因は不明ですが、和幸は一生懸命治療を受けて頑張っています」と説明する。抗がん剤の治療は、辛い部分もあるが、そのおかげで白血球の数値は平常値に戻りつつあるという。
抗がん剤治療を何クールか繰り返し、血液中にがん細胞が5%以下になるまで抗がん剤治療を続け、経過が良好になれば、「骨髄移植」を行う予定。移植は、白血球の型が一致しなくてはならず、通常の兄弟間で一致する確立は4分の1であり、双子の場合は完全に一致している。だが、正彦さんが「双子としてのメリットもあれば、双子だからこそのデメリットもあるんです。双子で移植した症例も少ないし」と話すように、確実性を重視して、当初は長男の康弘さんがドナー候補に挙げられたが、型が一致せず、結局、正彦さんに決まった。準備が整えば、年明けにも行われそう。
現在、白血球の数値が悪い日は面会謝絶の日もあるという。正彦さんは「レスリングをやっていたから、長い時間をかけてライバル(白血病)を倒すように頑張れば、大丈夫だと思う。二人で力をあわせて病気をたおします。」と回復を信じている。
2010年世界選手権(ロシア)で闘う長島選手
映画やドラマでは、白血病は「悲劇の病気」としてしばしば登場する。同病で亡くなった有名人も多いが、正彦さんは「悲劇の病気と言われますが、90年代から治療方法が飛躍的に伸びているんです。現在は第3クールの治療が終わったところ。状態もよく、僕がドナーに決まったし、本人も心強いと思います」と話した。
■長島和幸選手のメッセージ「このたびは皆様にご心配をおかけして大変申し訳ありません。必ず復帰しますので、それまで温かく見守ってください」
■長島正彦さんのメッセージ「このたびは皆さんに協力を仰ぐことになりました。とても感謝しております。この病気は長期的な闘いになりますが、どうか温かくみまもってください。また、和幸は全日本選手権を5連覇し、ロンドン五輪を目指していましたが、それが闘病生活に変わってしまいました。今年の世界選手権に出場した高校時代からのライバル、高橋龍太選手をはじめ、ぜひ74?級の選手には和幸の分まで頑張っていただき、ロンドン五輪に出場してほしいです」
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【 2011/12/06 更新】