OBの活躍 東京ヴェルディ 吉野恭平選手
A.C AZZURRIの出身で今シーズン東京ヴェルディのトップチームに昇格をはたした吉野恭平選手が、11月17日(土)徳島戦で、今季5試合目のスタメン、ボランチで出場しました。
各年代の代表を経験し、ルーキーイヤーの1年目。登録上はDFですが、本来はボランチの選手です。
来シーズンにむけて、より一層の飛躍を期待してます!!
東京ヴェルディHPでコメントが紹介されています。
――開始直後からクサビを受ける相手に対して、積極的な守備をしていましたね。あれはチームとしてのプランだったのでしょうか?
「いや、自分の判断です。本当はもっと攻撃でシンプルに捌いてもう一度受け直したりして攻撃にリズムを作りたかったです。あんまりリズムを作れなかったですし、守備でも押し込まれて相手の懐にガツンと当たれなかったので、そういう意味では自分の持ち味を出せず、課題の残る試合になりました」
――そこまで悪いプレーには見えませんでしたが?
「全然ダメです。ずっとボランチでプレーしたいと思っていたので、もっと攻撃でも守備でもやらなければダメでした。せっかく、ボランチとしてチャンスをもらったのにああいうプレーをしてしまいました。もっとできるはずだし、もっとやらなければいけなかったです」
――ボール捌きの部分では良い面もあったのではないでしょうか?
「ボール捌きに関してはある程度できた気がしますが、勝負のパスを出せなかったです。ただボールを捌くという選手はたくさんいますし、自分としては勝負のパスを出せる選手になりたいという思いもあるので、全然ダメでした」
――ゴールシーンでは速い縦パスで起点となりましたが?
「速いパスを出せば相手の足が出てこないと思ったので入れてやろうと思っていました。仮に相手に引っかかっても、また自分がアプローチして取れたと思うので、あそこは良い判断ができたと思います」
――前半と後半でシステムが変更になりましたが、すぐに対応できましたか?
「2トップが縦関係になって、トキ君(常盤選手)が一列下がって相手のダブルボランチを見てくれたので、自分の役割もしっかりしましたし、トキ君もやり易かったと思います。そういう意味では上手く対応できました」
――4バックに変わったことで、ボランチとしてボールの回し方が変わりましたか
「そうですね。関さんやリョウ君(福井選手)が相手を引っ張ってくれたんで、ギャップができるなと思っていたので、そこに顔を出していきたかったんですが、あまり顔を出すことができなかったです」
――鈴木選手が長いボールを使った展開、吉野選手が短いパスを捌くというように役割分担がはっきりしていた印象ですが?
「そうですね。二人の間で明確に役割分担していたわけではないですが、ジュン君(鈴木選手)の持ち味はああいうふうにサイドを変えるフィードやキックだと思っていますし、僕自身は特別キックが上手いわけでもないので、極力味方の近くでボールを受けてリズムを作るタイプなので、お互いの良さを出せるようにした形が今日のような二人の関係性になったのだと思います」
――カウンターからチャンスを作る場面が多かったわりにシュートシーンが少なかった印象ですが?
「そうですね。バイタルエリアに入った後の崩しのアイデアが足りなかったことで、シュートまで行き切れなかった気がします。なので、もっとアイデアを出して最後にシュートに行けるような崩しが必要だったと思います」
――プロとして初めて臨んだ今シーズンでしたが、ご自身の収穫と課題を教えてください。
「手応えを感じた部分としてはボールを捌くということはある程度できたと自分自身実感しています。ただ、自分の持ち味である守備の際の潰しといったところは、相手のプレースピードに戸惑った部分もあって、思ったようにできませんでした。来シーズンに向けては持ち味が出せるようにしっかりとやっていきたいです」
――最後にシーズンを通して応援してくれたサポーターにメッセージをお願いします
「目指していたJ1昇格は達成することができませんでしたが、自分自身としては手応えを感じましたし、チームとしても収穫が全くないということではないので、来年に向けてしっかりと準備していこうと思っているので、引き続き応援をよろしくお願いします」
11月24日(日)リーグ最終戦を迎えます。相手はお隣モンテディオ山形です。
■日程
平成25年11月24日(日) 12:30〜
モンテディオ山形 vs 東京ヴェルディ
会場:NDスタジアム
応援宜しくお願い致します!!
【 2013/11/19 更新】