磐田東高校 | 1−1 | JFAアカデミー? |
1 | 前半 | 0 |
0 | 後半 | 1 |
【得点】 | ||
磐田東高校 JFAアカデミー? |
9分 63分 |
鈴木王太(大西) |
今日の試合に勝ち、他会場の結果次第でプリンスリーグ参入戦への権利が得られる可能性があった。1年間の全てを90分間で出し切ろうと選手に伝え、試合に臨んだ。9分に先制。後半に追いつかれたが、その後は相手ゴールに迫るシーンが幾度かあったが、バーやポストに阻まれ得点に至らず、1−1のまま試合終了の笛が吹かれた。3年生の「高校サッカー」が終わった瞬間であった。高校総体で引退した者、リーグ戦終了で引退した者、そして今日まで活動した者、39人の「高校サッカー」が終わった。笑顔で終わらせることができなかった。本当に申し訳ない気持ちで試合後の選手を見つめた。泣いている選手、悔しさを噛みしめている選手、彼らの先輩たちの流した涙と重なった。負ければ監督の責任、選手は最後まで走りぬいた。勝たせることができない監督が悪い。君たちはこの1年で本当に成長した。いいチームだった。でも勝たせることはできなかった。勝負の世界は勝つか負けるかのどちらしかない。君たちは高校総体ベスト16・選手権ベスト8・県Aリーグ3位・西部1部リーグ10位・2部リーグ5位・3部Aブロックリーグ1位という成績だったが、君たちの1年前の姿から数段成長した姿を今日は見せてくれた。私からすれば君たちは立派な「勝者」である。胸を張ってこれから先頑張ってほしい。後輩たちは「昨日の自分を超えろ」「一意専心」を胸にもっと成長しよう。君たちには無限の可能性があるのだから。 「3年生の諸君お疲れさまでした。 磐田東高校サッカー部 顧問 |