U12 JFA 第46回全日本U12サッカー選手権 兵庫県大会 準決勝 決勝 大木・高橋・田代
■2022年11月23日(祝)
■みきぼうパークひょうご第一球技場
■20分ハーフ✖️2試合
【準決勝】
vs ジンガ三木(北播地区代表)
2ー1(前半1ー0 後半0ー1)(延長1ー0)
【決勝】
vs ヴィッセル神戸(神戸地区代表)
0ー2(前半0ー1)
JFA第46回全日本U12サッカー選手権大会 兵庫県大会 準優勝。
(大木)
まず、OB選手・保護者・在団生選手・保護者みなさん、たくさんの「センアーノファミリー方々」が応援に来ていただき、本当にありがとうございました。
たくさんの方に応援いただき、勇気とエネルギーをいただきました。
本当にありがとうございました。
対戦いただいたジンガ三木さん、最後の最後まで諦めない選手たちに素晴らしい試合をさせていただきました。
また、優勝したヴィッセル神戸の皆さん、おめでとうございます。
本当にうまいチームだと思いました。
ぜひ、全国では日本一になってほしいと思います。
応援しています。
19期トップチームですが、多くの選手たちは平日練習は見ていましたが、土日の試合は昨年12月まで育ててくれた田代コーチからバトンを引き継ぎ、1年間活動を共にしてきました。
思い返せば、大雪の愛知遠征から始まり、春はコロナ禍で選手や私の活動が不十分な時期もありました。
春には全国の強豪に鍛えてもらい、県内ライバルチームと切磋琢磨できたトップリーグ。
途中、フットサルのバーモントカップでは保護者皆さんの惜しみないご協力をいただき、準備を進めることが出来ました。
結果はこれもあと一歩で残念でしたが、TEAMが結束したことで、夏のTOBIGERIでは全国トップトップの参加チームの中で見事優勝できたり、県トップリーグ優勝ができたと思います。
センアーノの新しい歴史を残してくれました。
そして最大の目標にしていた「JFA全日本選手権」が先週から始まり、今日で彼らとの公式戦が終わりました。
1年間という短い時間はあっという間に過ぎてしまいました。
保護者皆さんが私を信頼いただき、全力サポートをいただいたおかげで本当に充実した時間を過ごさせてもらえたからだと思います。
選手たちもキャプテンを中心に、私が何も言わなくても自分たちでほとんどを行える自立したTEAMはセンアーノ史上過去最高かもしれません。
だからこそ、あと1ヶ月彼らや保護者皆さんと夢を追いかけたかったのが本音ですし、それができないことが悔しく悲しい気持ちでいっぱいです。
それぐらい楽しく充実した1年間を過ごさせていただき、感謝しかありません。
本当にありがとうございました。
選手たちへ
昨日の決勝、フットボールチームとしては素直に差を感じました。
しかし、ここから未来を見据えた「個人」としては君たちは負けていなかったとも思います。
ですので、勝負はここからです。
ヴィッセルの選手たちは当然、県内ライバルチームの素晴らしい選手たち、そしてここまで対戦した全国の素晴らしい選手たちとの戦いは既に始まっています。
18歳20歳になった時が最も大切です。
今日のチームとしての結果、個人としての課題としっかり向き合って、未来への道を自分で切り開いてほしいと思います。
そしてそんな彼らはライバルでありますが、一方で「仲間」でもあります。
4月から同じチームになる選手もいます。
同い歳である以上、ずっと身近な仲間で良きライバルです。
今年のTEAMは本当に仲が良く、常にサッカーに真剣に向き合える集団でした。
A1選手たちのリーダーシップは高いレベルでしたし、仲間に対して謙虚で配慮ある姿勢が常にありました。
そんな姿勢があったからこそですが、A2選手たちが常に全力で活動をしてくれました。
そんな彼らを私は強く誇りに思います。
TEAMのためにスパーリングパートナーを嫌な顔せずにしてくれたり、トップリーグや全日では出場時間が少なくても分析してくれました。
そして出場した時間は常に全力で勝利を目指す姿がいつもありました。
いつもいつもその姿に私は心打たれていました。
だからこそ、君たちと過ごした1年は本当に充実していたし、楽しかったです。
最後に
君たちが掲げた鹿児島での日本一への道は切り開くことはできませんでした。
しかし、君たちと過ごしたここまでの道は誰が見ても素晴らしく輝いた道です。
次はここまで歩んできた仲間と過ごした、泣いたり笑ったり喜んだりしたことを思い出しながら、夢への道を自らで切り開いてください。
応援しています。
(高橋)
今日の結果は君達の目指していた物でなかったと思います。
今日の試合は2試合ともにタフなゲームになりました。
難しい状況もたくさんあったと思いますがその中で選手達が試合中に成長していく姿を見る事が出来て本当に良かったと思います。
終わってみれば色んな感情が込み上げてくると思います。
あの時もっとやっていれば...等思い描く結果が出ない限り後悔は少なからずあります。
その思いを今後に繋げる為に、自分の中で整理してこれからプレーする事が大切です。
君達と全国を目指した事はコーチにとっても大切な思い出になりました。
これからも多くの人と出会い、そして夢や感動を与えれる人になってください。
素晴らしいゲームでした。
最後になりましたが保護者の皆様、応援に駆けつけてくれた選手の皆さん、温かいご声援ありがとうございました。
皆様の応援のおかげで選手達は最後の笛が鳴る前で勝利を目指し走り切る事が出来たと思います。
本当にありがとうございました。
(田代)
試合終了の笛が鳴った瞬間、色々なことを考えました。
みんなが目標としていた舞台にたどり着けなかったこと。
ただ・・・ピッチでうずくまる選手たちを遠くから見つめていて思ったことはそれだけでなく、みんなと過ごした日々や、みんなの人知れずの努力や思い。
そしてそこに至るまで支えられ、そして背中を押してくれた人たちの存在。
彼らの目標が潰えたということよりもそんなことが数多く頭の中を駆け巡りました。
思えばヴィッセル神戸さんは4年生での市長杯で対戦して以来、彼らのよき目標であったと思います。
そして最後の最後まで高く高く立ちはだかったその壁はスコア以上に差を感じました。
全国でも素晴らしいゲームを披露し、多くの人を魅了することと思います。そんなヴィッセル神戸さんを心から応援しています。
さて、選手によっては年長さんから関わってきたこの19期の全日Aのみんな。
結果はみんなが強く願ったものではなく、受け入れられないものだと思います。
それは1か月前、失意に終わった仲間たちやここまでに対戦してきた相手、また勝利で最後を迎えられない全ての人たちが感じることです。
何を隠そう私自身も思うことはたくさんあります。
ただ時が止まることはありません。戻すこともできません。
今できることは粛々と現実を受け止め、そこから踏み出すことしかできません。
ピッチに立った者も、立てなかった者も、振り返り、その悔しさを噛みしめ、一歩を踏み出すこと。
闇雲に駆け出すもよし、綿密に考えて踏み出すもよし。
その場に立ち止まってもいいかもしれません。
世界は広く、まだまだ私もみんなも知らないことは山のようにあるはずです。
そんな中で起きたこの出来事は世界から見れば小さな小さな出来事。
ただ自分の人生に起きたこの大きな大きな出来事を忘れてはいけません。
忘れず、できることを積み重ねるしかありません。
そんな小さな小さな積み重ねがいつか花開くきっかけになるかもしれません。
だからこそ怠ってはいけません。
悔しいからこそ、強くたくましく踏み出すしかありません。
そうやってみんな成長してきたはずです。
これはまた新たな始まりです。
サッカーが好きなら、またみんな歩み出すはずです。
強く成長できた時、ここでの敗北を価値あるものへと昇華できるはずです。
積み重ねてください。
まだまだ人生はこれからです。
保護者の皆様。
決勝戦には多くのOB選手・保護者、そして共に高めあってきた仲間たち、関わってきた多くの人々が応援に来ていました。
ベンチに入っていなかったからこそ多くの人たちの顔を見ることができました。
この繋がりこそが、子どもたちのこれまでの歩みで紡いできたものだと思います。
彼らのひたむきな努力、そして献身的な保護者の皆様の支えがあってこそです。
そんな人たちを見ていて、子どもたちを誇りに思いました。
結果は書いた通り、願ったものではありませんでしたが、これもまた人生です。
また歩み出す彼らの背中を見守り、支え、突き放し、愛で包んでほしいと思います。
最後にこの全日Aチームを始め19期生に関わり携わってきた全ての皆様、彼らを成長させていただき本当にありがとうございました。
彼らの挑戦はまだまだ終わりません。
これからも彼らが為すことを温かく見守っていただければと思います。
【 2022/11/23 更新】