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監督日記(回想録)

 今朝の朝練習は7時〜8時まで、池上本門寺で行いました。特に今日は蒸し厚く学生たちもいつも以上にバテ気味でした。 さて、ここで池上本門寺の由来です。

 この本門寺は、弘安五年(1282年)10月13日、日蓮がこの地の領主池上宗仲(むねなか)の邸で入滅した後、宗仲(むねなか)が邸地を寄進して建立(こんりゅう)されたと伝えられています。関東有数の巨刹(きょさつ)(注釈4)であります。

池波正太郎・鬼平犯科帳に『本門寺暮雪』から長谷川平蔵がこの本門寺にて決闘するシーンが出てまいります。

長い間、訪れている池上本門寺でありますがここに急な長い坂があります。此経難持坂(しきょうなんじざか)と言い、池上本門寺の表参道九十六段の石段坂です。石段は、慶長(けいちょう)年間(1596年から1615年)に加藤清正(かとうきよまさ)(注釈1)が寄進したものと伝えられています。

『法華経(ほけきょう)』宝塔品(ほうとうぼん)(注釈2)の偈文(げぶん)(注釈3)九十六文字にちなんで石段を九十六段とし、偈文(げぶん)の文頭の文字をとって坂名としたものでることが由来です。

まだまだ、暑い夏、みんなでがんばって乗り切ろう!!

(注釈1)加藤清正 安土桃山時代から江戸時代前期の武将(1562年から1611年)
(注釈2)法華経宝塔品 日蓮が最も重んじた教典である法華経の宝塔の章
(注釈3)偈文 仏の功徳などを賛美する詩。四句からなる
(注釈4)巨刹(きょさつ) 大きな寺院
2011/07/29 11:14

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