第4回 「大学での挑戦」 佐藤 悠平
初めまして。今回部員ブログを担当する一年の佐藤悠平です。部員ブログでありがちな最初のつまらない自己紹介は省かせていただきます。
中央大学サッカー部は『日本一の集団となって全国制覇する』という目標を掲げていますが自分は、この目標のもとでサッカーをするのは初めてではありません。
大津高校サッカー部も日本一の集団となって全国制覇する』という目標を掲げていました。
一日の始まりは朝練から。5時には動き出してる選手もいました。本当にサッカー尽くしの生活だったと思います。映画、カラオケ、ボーリングそんなものとは無縁の生活。田舎だからかも知れないけど、自分はこの環境が好きだったし、何より熊本の人の暖かさが大好きでした。練習が終わっても自主練。泥まみれになって、キックの練習をしていた頃がとても懐かしいです。
ミーティングは選手だけで、試合前日に2時間を超えるほどしていました。隙を作らないために、できる事は全て、全員でやりました。『凡児徹底』と耳にタコができるくらい言われてきたので、挨拶、掃除、勉強、当たり前の事ですが、全員ができていたと感じていました。自分たちは日本一の集団にふさわしいと思っていたし、この仲間となら全国制覇できると思っていました。それくらい、仲間への信頼、安心感がありました。
新人戦、総体、九州大会、獲れるタイトルは全て獲って、プレミアリーグでも4位と過去最高の順位でした。
そして最後の選手権を迎えました。シュートを何本打ったか覚えていません。30本は打ったでしょう。しかし、相手の目をつぶったシュート、たった一本のシュートで人生が変わってしまいました。結果は0-1。
今まで犠牲にしてきたものや、我慢してきたものが頭の中にたくさん浮かびました。サッカーの神様なんていない。そう思ったりもしました。
高校三年間でチームを動かすのがどれだけ大変かを知りました。日本一の集団のキャプテンがどれだけ大変かを隣でいつも見ていました。今まで積み上げてきたものが、小さな隙一つで壊れてしまう。一発勝負の怖さを痛いほど知りました。こんな思いは、もう絶対したくはないし、大学のチームメイトに同じ思いはして欲しくないです。自分にはもう一度、日本一の集団となって全国制覇するチャンスがあります。だからキャプテンとなって、みんなを全国制覇へと導きたいと思い、学年リーダーに立候補しました。本当にいい仲間がたくさんいます。こんな恵まれた環境でサッカーできる事に感謝し、また新たな日本一の集団を作れるように頑張りたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。自粛期間を乗り越えましょう!
2020/04/29 19:14