今回の部員ブログを担当になりました。
4年の中畑天秀です。
先日、サッカー部を引退して、3歳の頃から19年間のサッカー人生を終えました。
今回は私の大学サッカーを振り返りながら、後輩たちに伝えたいことを書きたいと思います。
私は一般生として大学に入学し、セレクションを通してサッカー部に入部しました。
当初は、プロサッカー選手になりたい、そんな思いでいっぱいでした。毎日をサッカーのためだけに過ごし、その結果、B2からB1、トップチームへと自分が思ってたよりも早く上がることができました。
しかし、トップチームにあがってからは、試合に出る機会は激減し、自信がなくなり、自分のプレーができなくなり、非常に苦しい時期を過ごしました。
毎週末はIリーグと関東リーグの応援で、Iリーグで活躍する選手をみて、自分もいっそのことIリーグで試合に出たいと思う気持ちもありました。関東リーグでは勝ってほしいと思う気持ちはありましたが、点を取るのは大体自分と同じポジションの選手で、「また次も試合に出れないのか」と勝ったのに嬉しいのかよくわからない複雑な気持ちでした。
特に3年になってからは、絶対的なエースがいて、その選手が毎試合点を取って勝つといういい流れができていて、チームも非常にいい状態でした。
そんな中、私は自分の成長のため、チームが良くなるためと自分を奮い立たせて、どうにかモチベーションを上げて練習に取り組んでいましたが、心の奥深くでは、自分はもうこのチームには必要ないんじゃないかって思う気持ちもありました。
しかし、先日の最終節が終わって、佐藤コーチが言っていた言葉ではっきりとしました。
「このチームが優勝できたのは、出場機会に恵まれなかった四年生のおかげだ。彼らが毎日全力でやるから、チームが高いレベルになった。」
と佐藤コーチは言いました。
たったこれだけの言葉なのですが、私にとっては、最高の褒め言葉でした。自分の姿がチームに影響を与えられていたんだと感じられる瞬間でした。
後輩たちには役職やピッチ外の活動で影響を与える人間になることもそうですが、ピッチの上でサッカーで影響を与えることも大切にして欲しいと思います。
そして、最後に「逃げる人生を歩むな」ということを伝えたいです。後輩の中には、チームの中での立ち位置に満足していない選手がいるかもしれません。むしろそういう選手の方が多いと思います。
しかし、ここで逃げたら、この先の人生で辛いこと、苦しいことがあったとき、また逃げることになります。誰からも認められなくても、歯を食いしばって頑張ってください。その頑張りはチームを強くするだけでなく、自分自身も強くしてくれます。
逃げるのをやめて、闘ってください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。この4年間は理想とは違ったものだったけれど、すごく大切な4年間でした。
本当にありがとうございました。