第15回 「原点」 戸倉 立稀
こんにちは。今回部員ブログを担当させて頂きます、2年の戸倉立稀です。今回は私が中央大学サッカー部に入って思い出した、自分の「原点」について書いていきたいと思います。このような文章を書くのは初めてなので、拙い文章ですが最後まで読んで頂けると幸いです。
私がこのチームで1年間生活をして思ったことは、自主練をする人の多さです。練習後に、一人ひとりが遊びでもボールを使ったり、筋トレをしたりとグランドから帰らない人がほとんどで驚きました。私は、今までのサッカー人生の中で自主練を頑張ってきたと胸を張って言える自信がなく、恥ずかしく思いました。
しかし、そんな私でも今の自分の原点になったものを思い出すと、それは小学生の頃に父とチームの練習前にグランドへ行って2人でメニューを作ってやっていた自主練習でした。父は子供の頃、野球をしてしてサッカーについては全く知りませんでした。そのため、とりあえず両足とも同じだけ蹴れた方がいいだろうという簡単な考えで全ての練習を左右同じ回数こなすように教えられました。私もチームの練習の際に、みんなが利き足だけしか使えないのを見て両足で蹴れるってかっこいいと思い、下手くそでも左足を使っていたのを覚えています。
そのおかげで、学年が上がるにつれて左右の差が無くなっていき、苦手意識はなくなり、逆に自信にさえなりました。
中学、高校になってもこの自信は自分のプレーの中では大きなものでした。
父との練習は、楽しい時も、喧嘩のようになり泣きながら練習した時もありましたが、あの練習があったおかげでよりサッカーを楽しめるようになったと思います。サッカーのルールもよく知らなかったにも関わらず、私と一緒にサッカーを勉強して教えてくれた父のおかげで今の自分があると思うのでとても感謝しています。
中央大学に入ってからは、一人ひとりが私の今までのサッカー人生の中で一番レベルの高い人達の集まりのような所なので、そのなかで私が試合に出るためには自主練をもっと考えて頑張っていかなければいけません。
現在、サッカー部の活動も行えておらず、満足に運動もできる環境ではありませんが、この期間が私達にとって少しでも自信になる部分を増やせる期間でもあると思います。家の中でもできることなどを小学生の頃のように、原点に戻って一から取り組んでいきたいと思います。
みなさんも大変な時期ではありますが、この時を利用して自分にとって少しでもいい方向へむかえるように力を合わせてがんばっていきましょう。
早くみなさんとサッカーができることを楽しみに願っています。
拙い文章ですが、最後まで読んで頂きありがとうございました。
2020/05/22 22:03