追求し続けるもの 3年 片本貴久
はじめまして。
今回担当させていただく、3年の片本貴久です。大変恐縮ですが、本当に長いので流し読みか、時間があるときに読んでいただくことをおすすめします。
ただ、どうか最後まで目を通していただきたいです。
3年目のシーズンを迎えた今、チームや目標に対する思いを、ここに綴らせていただきます。
「日本一の集団」
これは私が1年の頃からある、チームの目標です。
昨年、幹部の方からチーム状況に関するアンケートがありました。
その項目の1つに、
日本一の集団とはどのような集団か?というようなものがありました。
(一言一句あってるわけではありません。)
今思えば、その時がチームや目標に対して真剣に考えるようになった、自分のターニングポイントだったかもしれません。
周りに価値や影響を与えられる人間がいる集団?
サッカーで日本一をとらないことにはなにも始まらない?応援してもらえるような集団?
日本一を獲った時、全員が自分事のように思える集団?
様々な考えが私の頭の中で行ったり来たりしました。
何を書くか悩んだ結果私は、
「存在しない」
そう書きました。
幹部の方達は、どう考えているかを知りたかったはずなので、的外れな回答だったかもしれませんが、これは自分で考え抜いた先での答えでした。
心の中では、存在しないどころか、存在しちゃいけない、そう思っていました。
この気持ちは今も変わることはありません。
日本一の集団とは、サッカーで日本一を獲ったその先にあるものだと思います。
問題は「その先にあるもの」。
確かに、日本一を獲った時、全員が自分事のように喜べる集団は素晴らしいものだと思います。
しかし、ベンチやスタンドで本気で悔しがって泣いているチームメートがいてもおかしくはありません。
やはり選手である以上、ピッチにたって、活躍して勝利したいものです。
常に上を目指す集団であるならば、そのくらいの競争がなければいけないと思います。
また、日本一の集団という賞が渡されるわけでもなく、勿論、自分達が思い込んでしまうと、それはただの自己満に過ぎません。
仮に、そう思ってくれる周りの人がいたとしても、それで決まりというわけでもありません。
(思ってくれる人を増やすのはとても大事ですが。)
であるならば。
日本一の集団とは存在しないんじゃないかと。
日本一のタイトルを獲ることは絶対条件として、その先はこれをやったから日本一の集団だ!と確たる条件はないのです。
これをやれば、あれをやれば、がない以上、自分達で常に追い求めていかなければなりません。
常に1人の人間として、1人の選手として、1つのチームとして、どう在るべきか、考えなければなりません。
考えて出てくる理想のチーム像は、
どれも日本一の集団になるために必要不可欠なものでしょう。
間違いなんてない、けれど、答えは1つじゃない。
私はこのチームが好きです。
永遠に見えない、届きそうで届かない、掴めそうで掴みきれないものを追い求めて、今日も明日も明後日も、このチームと共に歩んでいこうと思います。
長々とまとまりのない文章になってしまい申し訳ありません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
2019/04/23 20:29