Vol.38 『長いトンネル』 菅原龍之助 (3年)
【名前】菅原龍之助
【出身】ベガルタ仙台ユース
【ポジション】FW
【好きな芸能人】川口春奈、ハリウッドザコシショウ
【中澤大翔(習志野高校)から見た印象】
頭のネジが1つありません。3年生の中で頭が1番おかしいです。
産能の人達以外はしっかり者と思っている人がたくさんいると思いますが、そんなことありません。
ですがそんな彼も3年をまとめる立派なキャプテンです。サッカーになったら目つきが変わり性格が豹変するし、本気で夢に向かって頑張っているのが伝わります。
そんなONとOFFの区別が激しいからこそ、信頼できるし愛されています。そんな必ずプロ選手になる彼のブログ楽しみにして下さい。
『長いトンネル』
こんにちは。産業能率大学サッカー部3年菅原龍之助です。
ブログを書かせていただけるせっかくの機会を与えてもらえたので、約15年に渡るこれまでのサッカー人生において、どんな思いで現在までサッカーを続けてきたのかを率直に綴りたいと思います。
最後まで読んでいただけたら幸いです。
何かに没頭していたり、夢中になったことがあるという人は特に、大きな壁に立ち阻まれたり、タイトルにもあるように出口の見当たらない長いトンネルにさ迷うような大きな困難を経験したことがあるはずです。
私は幼稚園の年長さんから地元のスポーツ少年団に入団し、これまでサッカーを続けてきました。
小学校を卒業するまでは、自由に、やりたいように、何も考えずボールを蹴って、追いかけての繰り返しだったので、サッカーで悩むことはもちろんありませんでした。
しかし中学からベガルタ仙台の下部組織に入団し、そこからサッカー人生は一変しました。
あんなにも思い通りにできていたサッカーが、全くと言っていいほど上手くいかなくなったのです。
このあたりからはサッカーが嫌いになりそうなくらいの苦しみや挫折の繰り返しでした。ふとこれまでのサッカー人生を振り返ってみると2/3以上が上手くいかないことばかりだったと思います。試合に1分も出れないどころか当たり前のようにメンバーにも入れないような時期は、中学、高校、大学とどのカテゴリーにいても経験をしてきました。
自分と同じように結果がついてこない人の中には腐っていく人や、サッカー自体をやめてしまう人はたくさんいました。
しかし私は腐りかけたり、諦めるようなことをしたことが一度もありません。これは声を高らかにして言えます。
もちろんうまくいかない時はサッカーがつまらないし、やりたくなくなります。苦しくて、辛くて、逃げ出したくなりますよね。分かります。何度も経験しているので本当に分かります。でもその時期が本当は成長の一番のチャンスなのです。そこで踏ん張れるか、踏ん張れないかが成功と失敗の分かれ道です。みんなが諦めるような場所で踏ん張ることで、私は成長や成功を収めてきました。挫折や困難を乗り越えたら、そのあとは幸福が待っています。
逆に喜楽は長続きしないし、そのあとは挫折や困難が待っているかもしれません。だから私は調子が悪い時は、その後の幸福を信じてひたすらやり続けます。そうすると本当に幸福が待っているんですもん。不思議ですね。これが分かっているから私はサッカーを続けてこれたのかもしれませんね。
参考になるか分かりませんが、大きな壁にぶち当たった時や出口の見つからない「長いトンネル」にさ迷うような困難に直面したら、良いことが待っていると信じて、その後の幸福がやってくるまでやり続けてみてください。
きっと素晴らしい景色が待っていますよ。
そして現在関東リーグでは、苦しい戦いが続いています。トンネルの出口がなかなか見つかりません。
ですが幸福が産能大サッカー部を待っていることを信じて戦い続けるしかありません。
私の経験上、苦しんだ分が大きければ大きいほど、幸福の大きさも比例します。今年1年間は苦しみがかなり長かった。
残り約1か月。最後にみんなで笑って幸せを噛みしめている未来を信じて全員で戦おう。
そして恋音くん、聖真くん、斗来くんの3人のキャプテンをはじめとする4年生の皆さんの存在は大きく、とても頼りになりました。本当に感謝しています。
頼ってばかりで、甘えてばかりで、たくさん迷惑をかけたかもしれません。あと数か月後に自分たちが産能大の中心になり、引っ張っていく姿がなかなか想像できません。自分の未熟さに痛感しています。
しかし時はやってくるので、残りの期間でより多くのものを吸収できるように努めてまいります。残り約1か月ですがどうぞよろしくお願い致します!!!
長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
2021/10/28 16:11