#29『楽しむ難しさ』 角田隆太朗(2年)
【名前】角田隆太朗
【出身】尚志高校
【ポジション】GK
【宮川瑛光から見た印象】
彼とは高校時代にプレミアリーグで対戦したことがありますが、とても苦しめられた印象があります。そんな彼と同じチームになれると知ったときはとても嬉しかったです。シュートストップがとても上手く、ゴールが全然入らないというイメージがあります。グラウンドでは常に笑顔で周りに声をかけながらプレーしています。彼のブログでは自分も知らない部分や、彼の日々の努力が綴られていると思うので、ぜひ楽しみにしておいてください。
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『楽しむ難しさ』
昨シーズンを振り返ると、苦しい一年だったと感じます。
大学サッカーのスタートはB1カテゴリーから始まりましたが、当初は自分のプレーをうまく出せず、思うようなパフォーマンスができませんでした。
自分の特徴を活かしきれないまま練習が続き、Iリーグが開幕してからも、なかなかメンバーに入ることができず、土日は練習だけという日々が長く続きました。悔しさや苦しさからサッカーへのモチベーションが下がることもありましたが、それでも気持ちを切り替え、練習や試合の場では常に全力で、自分の特徴を出すことを意識して取り組んできました。
その積み重ねが少しずつ実を結び、次第にベンチ入りの機会を得られるようになり、9月にはIリーグの試合に出場することができました。特に、Iリーグ優勝に向けて三連勝が求められた重要な週では、9月7日の国士舘大学戦で初出場し、勝利に貢献できたことが大きな自信になりました。
続く関東学院大学戦でも勝利を収め、二連勝。しかし、駒澤大学戦は1-1の引き分けで終わり、悔しさも残りましたが、三試合を通して得た経験は自分にとって大きな財産となりました。その後も自信を持って練習に取り組むことができ、精神的にも成長できたと感じています。
最終的に個人としてはIリーグでの出場機会は限られましたが、チームはリーグ優勝を果たし、全国大会では準優勝という素晴らしい結果を残しました。一年生のうちに全国の舞台を経験できたことは、非常に貴重な体験でした。
この一年を通じて特に印象に残っているのは、先輩方の考え方やコミュニケーションの取り方、自分との向き合い方の違いです。一人一人が余裕を持ちながらプレーし、試合中に改善点をしっかりと話し合える姿勢に大きな学びを得ました。自分もそのつもりで取り組んでいたつもりでしたが、そうした面の「質」がまだまだ足りないと痛感しました。これまで気づけなかった自分の課題を知ることができたことも、成長につながったと思います。
今シーズンは、長所をさらに伸ばすと同時に、短所にも正面から向き合って改善していきたいと考えています。
昨シーズンに感じたサッカー以外の部分の課題、例えば立ち振る舞いや姿勢なども見直し、人としてもサッカー選手としても成長していきたいです。特に今年からは後輩もできるため、言動や態度を含めて、良い影響を与えられる存在になることが目標です。個人の結果だけでなく、チームの結果にも貢献できるよう、自分の役割を果たしながら、安定感やプラスの影響を与えられる選手を目指していきます。
今シーズンはここまで開幕から第7節まで試合に出場することができ、自分の取り組みが結果として現れていると感じています。この流れを継続し、さらに高みを目指していきたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
2025/07/31 17:25