#2『覚悟』 岩崎翔(3年)
【名前】岩崎翔
【出身】湘南工科大学附属高等学校
【ポジション】GK
【保竹駿斗から見た印象】
岩崎翔は、私生活では働き者です。みんなが嫌がる仕事をやってくれます。文句ひとつ言わずとはいきませんが、結局やってくれます。そんな翔はピッチ上では頼りになる存在です。セービングやキックができるだけでなく、ビルドアップも格別です。そんな彼のブログはどの選手よりも興味深い内容を書いてくれると思います。お楽しみに。
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【覚悟】
昨シーズンを振り返ると、思う ような結果が得られなかったシーズンだったと率直に思う。チームとしては一部昇格を目標にスタートしたが、去年 と同じく残留争いに巻き込まれ、ギリギリで残留することができたが目標には程遠かった。個人としてはスタメン奪取が目標であったが、なかなか試合に出られない 時間が過ぎ、マラくん(カウンゼンマラ/24年度卒/東京V・Y)が 怪我をして与えられたチャンスも活かせなかった。そして、絶対的 な立ち位置を得ることができず、またもベンチに下げられてしまった。昨シーズン関東リーグ出場6試合10失点。キーパーとして不甲斐ない結果に終わってしまった。
大学1年生の頃は腰の怪我でほとんど試合に出られず、なかなかチームに絡めなかったこともあり、今年のカテゴリー編成時にトップチームに 自分の名前があることに驚いたのを覚えている。ただその中で リーグ戦のベンチ入りこそ果たしたものの、前期は1試合も出場機会を得ることができなかった。
しかし、第13節立正大学戦で初スタメン起用された。 チームとしては中断期間明け7勝をかかげていた中でついにチャンスが訪れてきた。初めてのスタメン出場。個人としても、この機会を活かしてチームの勝利に貢献しようと強く意気込んでいた。しかし、試合内容としては先制しながらも1-4の敗戦。自分のミスからの失点、1本のシュートも止められない。キーパーをして いる意味がなかった、そう 思ってしまう試合だった。試合に入ったらうまく体が動かずいつものプレーが出せなかった。やはり普段からの準備ができていなかったと痛感 させられた。
シーズンを通して、前期はベンチ入りこそしていたものの、いつ試合に出ても良いように準備していたつもりだった。しかし、その「つもり」は甘かった。いざ公式戦のピッチに立つと、今まで積み上げてきたものが全く通用しなかった。試合に出場するということがどういうことなのか、本当の意味で理解できていなかったのだと思う。
昨シーズンを経験し、 改めて準備の大切さを感じた。自分は緊張しやすく上がりやすい性格は治せない。ならこの緊張とどう向き合うか、やはり日頃の練習からでしか変えられないと思う。1つ1つのプレーに不安感をなくし、自分が自信を持ってプレーすることができる、この状態を試合までに持っていかないといけない。そのために日頃の練習から試合を意識し、突き詰めていかないといけない。改めてそう感じた。
今シーズンは学年としても3年。自分の存在感を示し、チームの勝利に貢献することが求められる。今シーズンの目標は 一部 昇格。この目標に向かって本気で取り組みたい。他のチームも昇格を目指して練習に取り組んでいるだろう。その チームよりさらに積み重ねないと昇格にはたどりつかない。この目標を目標のまま終わらすのか現実にするのか、その覚悟が問われると思う。そのためにまず自分 が変えていきたい。今シーズンはまだチーム に何一つ貢献できていない。自分に足りないことが多すぎることは分かっている 。
そんな自分ができることはチームの勝利のためにプレーすること。シーズン終わりに後悔を残さないよう全力で努力し続けます。勝負の3年目。個人としてもチームとしても結果を出せるようにします。応援よろしくお願いします。
2025/04/24 23:51