【名前】大口航
【出身】浦和学院高校
【ポジション】DF
【好きな芸能人】今田美桜
【荻原渓太 4年 (新潟U-18)から見た印象】
彼の安定感と誠実さには脱帽します。
それは部活だけでなく、私生活や学生生活でも発揮されていることでしょう。
実際に私も一緒にプレーをしていて、その魅力に翻弄されました。
そんな彼のブログは読者の皆さんを引き込むでしょう。
『サッカーが与えてくれたもの』
こんにちは。
4年の大口航です。
産業能率大学サッカー部としての活動も残り僅かの中、このような貴重な機会を頂いたので、4年間を振り返り、私なりに今感じている事を文章にして発信出来ればと思います。
最後まで読んで頂けると嬉しいです。
さて、私はサッカーという競技を続けて約16年になります。
振り返ってみると、辛い事や苦しい事、楽しい事など本当に多くの経験をさせて頂きました。
大学での4年間は、全国から選手が集まる高いレベルの中、技術以上に人間性の部分を成長させる事が出来たと思います。その中でも、『自分自身の価値を高める為の行動』を取ることを意識してきました。
そのきっかけは一度、サッカー部を辞めようとした経験でした。当時は他に本気で取り組みたい事、サッカー部を辞めてでも優先させたい事がありました。しかし、サッカー部を辞めた後の自分を想像した時に、自分には何も残らないという事に気が付きました。逃げる事はとても簡単でしたが、私はサッカー部を続ける決断をしました。その決断の決め手は、
『もし、部活動に加えてもう1つ自分の武器を作る事が出来たら、さらに自分の価値を高める事が出来るのでは無いか』という考え方の変化でした。
これから社会人になっていく私たちにとって、いかに『自分の持っている価値を他者に提供できるか』が問われます。
体育会で部活動をやっている人は、企業や世の中で重宝されるという話をよく耳にします。確かに、体育会という厳しい環境で活動してきた人達には、忍耐力や協調性という部分で大きなアドバンテージがあると思います。しかし、それだけでは勿体無い。もう1つ何か武器を作る事で、自分自身の価値を高め、他者との違いを生むことが出来るのではないでしょうか。
特に大学生には、高校生と異なり、自由に使える時間が多くあります。私たちがサッカーをしている時間は24時間のうち約2時間。それ以外の時間を有効に使うか、無駄にするかは自分次第です。YouTubeで何かを発信する事、語学学習や資格取得など、何でも良いからチャレンジしてみる事が大切だと思います。
また、『コロナウイルスによる練習ができない期間』も私に多くの気付きを与えてくれました。大学の授業はオンラインになり、以前のようにサッカーが出来ず、友達と会う機会も少なくなりました。その時に初めて私は今まで、サッカー部に所属している事によって、
『理由や約束をせずに集まる事が出来る場所、会う事が出来る仲間』がいた事に気が付きました。
当たり前だと思っていた事が当たり前では無くなった今、何気ない日常がどれだけ幸せだったか、それが失われる恐ろしさも感じました。世の中には、会いたくても会えない人、サッカーをやりたくてもやれない環境にいる人も多くいます。しかし、私たちはサッカーを通して仲間に会うことができ、プロになる同期を近くで喜ぶことができ、たまにある休みを嬉しく思うことが出来ます。世の中は変化しても、これは変化しません。このような環境は決して当たり前ではなく、多くの人の理解や協力があってこそだと感じました。
最後になりますが、残りのサッカー人生、この環境に感謝の気持ちを持ち、悔いのないように全力で駆け抜けたいと思います!
拙い文章ですが、
最後まで読んで頂きありがとうございます。