#36『成長の年』 武藤光希(2年)
【名前】武藤光希
【出身】桐光学園高校
【ポジション】LSB
【須田龍心から見た印象】
光希は左足の鋭いクロスが特徴です。そしてクロスだけでなく運動量も彼の魅力です。ピッチ外ではいつも彼女とイチャイチャしていますがピッチ内に入ると気合いの入ったプレーを見せてくれます。そんな彼のブログでは、日々の努力やサッカーへの熱い思いを感じられるはずです。ぜひ読んでみてください。
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『成長の年』
2024年を振り返ると、色々な事を経験できた1年間でした。
入学から夏までは1番下のカテゴリーで活動し、ありがたい事に、Iリーグの試合に多く出場させていただきました。1部リーグなので、対戦相手も力強いチームが多い中で、自分のプレーが通用する感覚がありました。試合を通して、自分の強み弱みが明白に確認できた半年間でした。
通用した部分は、高校時代から自分の強みにしてきた左足のキックです。自信はありましたし、人より練習していると自負していたので、レベルが上がっても通用したと感じています。しかし、もっと上のレベルになれば、通用しなくなるかもしれないと感じ、過信せず、もっと努力していくべきだとも思いました。
そして、自分の弱点は守備の緩さです。自分は守備的というより攻撃的なサイドバックなので、守備の面で弱さが出てしまったと試合を通して感じています。今後はワンツー対応やシュートブロックの対応、逆サイドにボールがある時の絞り、スライドなど細かいところに気を使って練習から取り組んでいき、弱みではなく強みに変えていきたいと思っています。
夏オフ明けから年末までカテゴリーを上げていただき、A2カテゴリーでプレーする事ができました。自分はそこでも試合に出て活躍できると思っていました。ですが、現実はそんな甘いものではなく、自分の弱さが全面に出た半年間でした。
なかなか調子が上がらず試合に絡めず、結果も出ないと焦り、不安なども持ちながら練習に取り組んでいました。その期間で学んだ事は、練習に取り組む姿勢です。
A2カテゴリーの選手は真面目で、パス練習でもクロス練習でも一つ一つ丁寧に取り組んでいて、練習から試合を意識した取り組み、試合のような緊張感までありました。リーグの結果はついてこなかったものの、試合に出る時間の少ない先輩方も試合に出られないからといって不貞腐れたり、練習をおろそかにする人はおらず、全員が日々の練習に全力で取り組む姿勢などを見て、先輩との関わり方や練習前の時間の使い方、ベストコンディションで練習や試合に取り組める準備など学ばせていただきました。この期間が1番濃く成長できた半年間だったのかなと今振り返ると感じています。
今シーズンの後半戦の抱負としては、チームに欠かせない選手になる事です。そのために、ピッチ内外でいい影響を与え続ける事が大切だと思っています。
ピッチ内では昨年見つかった課題の1つである、守備の不安定な部分を安定させるために練習から体を入れるタイミングや、足を出すタイミング、寄せるタイミングなどトライする回数を昨年より多くしていきたいです。そして、そこから学び、少しずつ自分の守備の形を作っていって、シーズンが終わる時には、チームメイトから信頼されるようにしていきたいです。攻撃的な所で目に見える結果を出して、守備でも存在感を出していきます。
ピッチ外では他の選手が嫌がるような仕事を率先して行なっていきたいです。例えば、ボールに空気を入ることや、落ち葉拾いなども率先して行なっていきたいです。当たり前の事を当たり前にすることは、この大学生という自由な時間が多い中で、1番難しい事だと自分は思っていて、その時間を自分にフォーカスして自分のためにいかに取り組めるか、また、チームのためにいかに行動できるかが、抱負にした「チームに欠かせない選手」という所に繋がってくると思いますし、自分は今年が自分の大学サッカーの今後の未来を大きく変える分岐点だと考えているので、日々自分に矢印を向けながら、自分らしく今シーズン残り半年戦い続けたいと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
2025/08/14 12:02