産業能率大学サッカー部 公式サイト

Vol24 『わま太郎』 村松 樹 (4年)
プロフィール
【名前】村松樹
【出身】韮崎高校
【ポジション】ストライカー寄りの左サイドハーフ
【好きな芸能人】倉科カナ
【渥美拓也 2年 (東京武蔵野シティFC U-18)からみた印象】
樹くんはピッチ内では練習や試合でも誰よりも声を出し、的確に指摘し、チームのことを1番に考えてくれる選手だと思います。
練習で上手く行かない時に相談すると親身になって聞いてくれる所は本当に感謝してます。
ピッチ外では村松軍団のリーダーとして自分達を大人の道に引き込んでくれます。
OFFの日にご飯や買い物、映画に一緒に行ってみんなを楽しませてくれる先輩です。
 

『わま太郎』
  
わま太郎とは、先日のIリーグ青学大戦のウォーミングアップ中に生まれた新キャラクターです。
相手に有名YouTuberお◯太郎という選手がおり、それに触発され誕生しました。由来など気になった方はIAメンバーに聞いてみてください。
 
どうも!申し遅れました。産能大の竈門炭治郎こと村松です。
実は一度文を考えたんですけど、あまりにも硬い内容過ぎて、後輩に裏で悪口を言われてしまうのではないかと不安になり1からやり直しています。
ああ、真面目と馬鹿の両立は難しい。

私はヴァンフォーレ甲府のジュニアユース出身です。
言ってしまえば甲府に内定した野澤くんの先輩なので敬語を使って欲しいです。
ユースに上がる選択肢もあったのですが、あと3年間彼らと過ごしたらとんでもない人間になってしまうと思い、高校サッカーの道に進みました。
結局3年後に一緒の大学に入ることになりましたけどね。
あ、彼らが誰を指しているのかは察してください。

高校は県で最も文武両道を高いレベルでやっていると感じた高校に進み、部活動と同じくらい勉学に励みました。
これ何回言ったか分かりませんが、センター試験の現代文は満点でした。
また、強烈過ぎる上下関係に悩んだり、高校サッカー特有の厳しさを肌で経験し、人間として大きく成長できた3年間だったと思います。
まあ、裏で何度先輩の悪口を言ったかは数え切れませんが。
 
産能大では入学前からトップチームに上がれたのですが、その後は苦しみました。
今思えば毎年大事なところでいつも怪我をしてきた気がします。
今年は怪我で3ヶ月半ほど休みました。正直痛みは全然引いてませんが、休んでいたら終わってしまうので、痛みに耐えながら走る生活が続いています。
状況的に無理だと思いプロも諦めました。

そしてこのブログを書いている日にまた怪我をしました。
正直本当に悔しいです。マジで悔しいです。
でもいつかこの日が来ることは分かってました。
だってサッカーはいつでも不平等で残酷だから。なぜならどんなに努力しても成功するのは一握りです。運も左右するし、頑張ったから成功する訳ではありません。指導者と合わなかったりとかね。

いくら努力してもその現実と向き合う人がほとんどです。どんなに悔しくてもそれを受け入れるしかありません。それはとても覚悟のいるものであり、だからこそ、価値があるのではないかとここ最近思えるようになりました。
簡単に欲しいものが手に入る今の世の中において、夢を叶える為に必死に努力した経験は、本当に貴重なものだと思います。心から嬉しいのも、心から悔しいのも、それは本気でサッカーに向き合っている証拠なんだよね。きっと。

綺麗事に聞こえるかもしれません。僕自身、心のどこかで夢を叶えられなかった自分を肯定しているだけなのかもしれません。ですが、何かに本気になれるのは本当に素敵なことですし、何かに本気になっている人はやっぱり格好いいです。
とはいえやっぱり悔しいやー。プロになれなかったのもなんですけど、今思うと最後の1年間は本当に毎日が憂鬱でした。何度も何度も自分の実力を疑ったし、何度も何度も心が折れかけました。惨めだなとも思ったし、大好きなサッカーから離れかけた時もありました。
それでもここまで続けてこれたのは、幼い頃から応援してくれてきた家族、そして自分の人生の為です。だってこの先サッカー以上に本気になれるものと出会えない気がするから。

そして、辞めようとした時に頑張ろうと止めてくれた仲間、スタッフに意見を言いにいってくれた仲間、寮の美味しいご飯を毎日食べた仲間、練習前にボールに座ってて帰らされた仲間、ハロウィンで渋谷に居たのに点呼に間に合うように20時前に渋谷を後にした仲間、ありがとう。

足の痛みに耐えながら走る日々も、毎日悔しさと隣合わせで過ごす日々も終わると思うと嬉しい反面少し寂しいです。
でもこれからはずっと我慢してきたお菓子やお酒、揚げ物などをようやく食べられます。
やったー!
 
多くの方と巡り合わせてくれたサッカー、自分という人間を形成してくれたサッカー、喜び、怒り、哀しみ、楽しさ、葛藤、我慢、感動、悔しさ、生きていくために必要な様々な情動を与えてくれたサッカー、そして、忘れられないくらいのどん底と、ほんの少しの栄光を味合わせてくれたサッカー。
ありがとう。
 
PS.産能大で最も有名な村松軍団を来年以降も宜しくお願い致します。また、僕以外の3年眞杉、2年栗林、2年渥美、1年矢野は彼女募集中です。
このブログを果たして女性が見ているのかは疑問ですが気になった方は連絡下さい。
あと伊勢原駅前にある「大好きや」という居酒屋に是非行ってみてください。
サッカー部の行きつけでとてもオススメです。
 
最後に僕の好きなフレーズで終わります。

苦しんだ分だけ人は幸せになれる。幸せの為に人は苦しめる。未来は明るい。頑張ろう✌️

  
2020/12/10 15:58
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