こんにちは。市立船橋高校出身、総合文化政策学部3年吉田歩未です。
自分の思ってることを文章で表現することは苦手なのでずっと避けてきましたが、ついに回ってきてしまいました。拙い文章になるかと思いますが最後までお付き合い下さい。
『平凡な俺よ、下を向いている暇はあるのか』
知ってる人は知ってると思います。バレーボール漫画のハイキューに出てくる田中の名言です。これを読んだ時、カッコ良すぎて鳥肌が立った人は僕だけじゃないでしょう。
僕自身も平凡なんだと高校生の時に思ったことがある。いや、気づいたと言うべきか。なんなら身長も小さいし平凡以下なのかとも思ったこともある。小さいくせにチームで1番上手かったことも、速かったこともない。点が取れるストライカーでも、蹴ることが上手くてアシストをたくさんできるわけでもない。
自分よりも上手いやつ、速いやつ、強いやつ、でかいやつ、すごいやつなんてもう嫌というほど見てきたし、現実も見せられてきた。
12月5日。青学サッカー部は都リーグへの降格が決まった。
ピッチに多くの時間立っていた選手として、トップチームにいる選手としてチームを変えられなかったこと、勝たせられなかったこと。関東に出ることを目標としていた人がたくさんいる中でその舞台を繋げられなかったこと。自分の代の最後の年を関東リーグで戦わせられないこと。本当に申し訳ない。
正直とても落ち込んだし、自分の無力さに失望した。
改めて実感した、本当に自分は大した選手じゃないんだと。
ところで、大したことない俺。落ち込んでいる暇はあるのか。
下を向いてる間にまた上にいる奴らに置いてかれるんじゃないのか。
「お前は頑張る才能がある」
そんな自分に高校時代の監督が言ってくれた。これは誰もが持ってるものじゃない。頑張れる選手はいるけど頑張り切れる選手はそういない。そう言ってくれた。
この言葉にどれだけ救われたかわからない。どんなに挫けそうになっても、頑張ることだけは絶対に止めちゃいけない。そう信じてやってきた。それが武器だと思ってやってきた。
じゃあ今の俺。あの時みたいに死に物狂いでやっていたのか。もっと必死だったんじゃないのか。もっとやれたんじゃないか。もっと頑張れただろ。
後悔は考えたらキリがないくらい出てくる。
でも下を向いてる暇は本当にない。
大学サッカー生活はあと1年しかない。
そして自分のサッカー人生もあと1年になってしまうかもしれない。
今までの後悔はもう消せないからこそ、これからの後悔を少なくする努力をあと1年頑張り切りたいと思う。
青学サッカー部へ
まず残り1試合青学の意地を見せて勝って終わろう。
そして来年必ず関東リーグに復帰する。
もうたくさん負けたし、落ちるとこまで落ちたし、悔しさももう散々味わった。
だから来年は笑おう。勝って勝ってみんなでたくさん笑おう。笑って終わろう。
最後に、コロナウイルスの感染拡大が続く中、私たちがサッカーをできるようご理解、ご尽力いただいた全ての方々に感謝申し上げます。
また、日頃から青山学院大学体育会サッカー部をご支援いただいている皆様。いつも本当にありがとうございます。今年は厳しい結果になりましたが、今後も変わらずご支援、ご声援をいただけたら幸いです。
次は生意気で中学のチームの後輩、2年須藤稜太にバトンを回したいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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