『俺がスタメンにこだわる理由』/高橋悠
『俺がスタメンにこだわる理由』/高橋悠
浦和レッズユース出身、社会情報学部社会情報学科2年、プライベートも攻撃的な選手でありたいと最近思っている高橋悠です。2年のブログが笑える内容のものが続けて投稿され、何を書いていいか迷走し、ふざけた内容にしようかとも考えましたが、書きたい事があったので、昨年同様真面目に書くことにしました。拙く長い文章ではありますが、最後まで読んでいただけると幸いです。
昨年は「チームの為のエゴイスト」という題でブログを書きました。それは、自分の目指すべき目標の1つとして掲げました。それを掲げてから約1年、それが今、達成出来ているかと言われればまだまだ全然です。それは今後も努力を続けていこうと思います。
それでは本題に入ります。
「スターティングメンバー」
これはチームスポーツをしていれば誰もが当たり前に目指すものです。サッカーで言えば、試合開始時にピッチの上に立っている11人のことを指します。青学サッカー部で言えば、部員100人を超える選手の中で、代表して選ばれた選手のことを指します。自分はそこにまだ1度しか立つ事が出来ていません。1年の夏頃からトップチームの試合に関わらせてもらうようになって、ほとんどの試合でベンチに入り、途中から出ているのにも関わらずです。1度でも立ててればいいじゃん、途中から出てるからいいじゃんと言われることがあるかもしれません。しかし、自分がスタメンにこだわるのには理由があるのです。昨年も書きましたが、私は小学校5年生の時から高校まで、浦和レッズの下部組織に所属し、サッカーをやっていました。小中高と、各カテゴリーで10番を付けさせてもらい、傍から見たら、素晴らしいエリート街道を歩んできたように見えるかもしれません。しかし、高校の時は今と同じように、1年生から試合に関わり、ほとんどの試合でベンチに入り、途中から出場していたのにも関わらず、結局スタメンで出た試合は数えられる程でした。3年間立ち位置が変わらなかったのです。もはや伝説ではないかとも思っています。特に、3年の時は、怪我もあったが、10番を付けさせて貰っていたのにも関わらず、途中から出た試合がほとんどでした。スタメンで出ればチームを勝たせる自信はあったし、実際スタメン出場していたクラブユース選手権は全国ベスト4までいっている。もどかしくて仕方なかったです。いつからか、試合の最初はベンチから眺めるのが当たり前になっていました。あの景色を忘れたことはありません。監督と話してる時に、チームの為なら途中からでも全然やりますと思ってもないことを言ったり、流れを変えられる選手として評価されてるんだと自分に言い聞かせたりなど、途中から出ることを何か理由をつけて正当化して、自分の中で無理やり納得させていました。自分は途中から出た方がいい選手なのだと、スタメンから出れていない事実から目を逸らそうとしたことも何度もありました。しかしそれは、ただ、最初から出られる実力がなかっただけなのです。そしてそれは今も同じ状況です。スタメンで出ている11人に負けているから出れていません。しかし今は高校の時とは違います。高校の時の経験があるからこそ、今の時点で悔しがれていますし、スタメンで出ることにこだわれています。そして、自分にはもう1つスタメンにこだわる理由があります。それは得点王争いに関わる選手はほとんどがスタメンであることです。自分はストライカーです。もう一度得点王を目指せる選手になりたいと思っています。その為にはスタメンで出続けて、絶対的信頼を得る必要があると思っています。
途中から出て、流れを変えられる選手と言われることに嬉しさは感じないし、そこに満足することは絶対にないし、正当化することもありません。チームの為のエゴイストになる為にも必ずスタメンで出る気持ちでこれからもやっていこうと思います。そして、必ずチームを勝たせられる選手になります。
長い文章になってしまいましたが、お読み頂きありがとうございました。20歳にもなりましたので、これから今まで以上に精進していきたいと思います。
2023/08/19 11:57