『覚悟』/ 田口裕真
『覚悟』/ 田口裕真
岡山学芸館高校出身、経営学部経営学科の田口裕真です。今回のブログでは、私が高校サッカーを通じて経験した出来事と将来の夢について書こうと思います。初めてのブログで拙い文章になりますが最後まで読んでいただけると幸いです。
2023年1月9日、新国立競技場。
ピッチに入ると同時に目に映ったのは5万868人の観客。私は第101回全国高校サッカー選手権大会において3883校の頂点に立ち、全国優勝を経験した。岡山県史上初の日本一に県内だけではなく日本中から多くの祝福の声が届いた。
それから数ヶ月後、当時2年生だった私は新チームのキャプテンに就任した。そこで感じたのは全国王者としてのプライドと責任、そして自覚だった。優勝した次の日から、日本一の学芸館という目でみられた。今までは先輩に頼って、のびのびとサッカーをしていた私からすれば、その重圧は私の想像を遥かに超えたもので、大きな錘となった。学校や地域の人に「来年も期待してるよ」と言われるのが嫌になるくらいだった。
新チームはうまくいかず、新人戦岡山県ベスト4という結果に終わった。その結果やそれまでの行動からチーム全員が本気で変わらなければいけないと思い知らされた。全員が同じ方向を向く必要がある中で、私は自分の為ではなくチームの為に持っている最大限のパワーを費そうと決めた。
ある日、顧問の先生から「おまえなりのキャプテンであってほしい、サッカーに対しての熱量や向上心の高さはみんなリスペクトしてくれている。」と声をかけてもらった。この言葉は、自分を助けてくれる言葉だった。今までやってきたことに間違いはなく、必ず報われる日がくると確信した。私は日々の練習に妥協することなく、チームに対しても高い要求をし続けた。毎日、朝から晩までサッカーのことを考えた。そして、チームも徐々に変わっていった。
その結果、夏冬全国ベスト16という結果を残すことができた。目標である全国制覇には届かなかったが、最高の仲間達と目指した日本一までの日々は私にとって何物にも代え難い素晴らしい経験だった。
4年後、必ずプロサッカー選手になる。
今まで支えてきてくれた家族や指導者、多くの仲間達への1番の恩返しはプロサッカー選手になることだと思う。
夢を叶えるためにも、新たに出会った仲間達と共に切磋琢磨し、プロになるという強い覚悟とサッカーを楽しむという気持ちを忘れずにこのラストチャンスを掴み取る。
そして、自分の選んだ道を正解にする。
2024/10/10 17:38