『勇往邁進』/梅澤大輝
平素より大変お世話になっております。
今回ブログを担当させていただきます。大宮アルディージャU18出身、経営学部経営学科2年の梅澤大輝です。日頃より青山学院大学体育会サッカー部への多大なるご支援、ご声援の程誠にありがとうございます。
大学入学後2度目の個人ブログということで、前回のブログから1年経ちました。自分自身が今、率直に思っていることを書き出してみようと思います。最後まで読んでいただけると嬉しいです。
この青山学院大学に入学してから約1年と半年が経ち、振り返ってみると色々なことがあった。期待に胸を膨らませこの青山学院大学に入学した4月1日。新たな仲間や友達に出会い、心機一転新たな物語が始まった。しかし、気づけばもう2年も中間地点まできた。プロサッカー選手になるという目標を掲げ、サッカー一筋でこれまで取り組んできた。大学に入るとサッカーだけではなく、勉強やアルバイト、色々な人との付き合い等、高校生の時の自分では考えられないような生活が始まった。周りからの誘惑や環境の変化が多く、多忙で忙しい、でも楽しさもある有意義な時間である。明らかに生活リズムと質は変化しつつある。良い意味でも悪い意味でも。
高校から親元を離れ、寮で3年間過ごした。朝晩はバランスの取れた食事が提供され、毎日仲間と同じ高校に行き、授業が終わればその仲間と一緒に寮に帰る。急いで準備し練習に臨んでいた。365日ほとんどこの生活の繰り返した。自分だけではなく共同生活の中で仲間と切磋琢磨し上を目指していた。"誰にも負けたくない。"そんな気持ちを持ち、筋トレや身体のケア、プレーの分析、勉強に取り組み、遊ぶ時間すら犠牲にして、高校3年間で本気でプロを目指した。しかしその夢は実現できなかった。もう1度プロになるチャンスを掴むため大学進学の道を選んだ。私の心の中には候補が何個か挙がっていた。関東1部、2部とチームがある中で当時関東2部から東京都リーグに降格した青山学院大学を選んだ。周りの仲間が複数練習会に参加する中、私は第1希望をこの大学にした。今でも周りからなぜ他を受けなかったのか問われる。自分でもそれは何度も考えた。当時の私は、他の大学の練習会に行き、落とされるのが正直怖かった。今だから言えるが、だから他に挑戦しなかった。もちろん上のリーグにいた方がプロへの道は近い。しかし、サッカーだけでなく将来のことを考えた結果がこの選択であった。
私は人生において選択を間違えたと思ったことが今までないのではないかと思っている。しかし、この選択が果たして正解だったのか、いまだにふと考える時がある。"青学は就職にも有利"、"1人暮らしができる"、"かわいい子が多い"と周りから羨ましがられるように言われる。しかし、この大学に入った理由はそんなものではない。高校時代実現できなかった、プロサッカー選手になるという夢を叶える為に入学した。2年生になった今、もう1度目標の確認をこのブログを通して確認したい。今までの人生大半をサッカーと共に過ごし、沢山の仲間、ライバル、友達と出会ってきた。小学校時代スーパーな選手や中学で伸び悩んだ選手、高校卒業後プロに進んだ選手、大学経由でプロになった選手、就職した選手などたくさん見てきた。ここまで多くの時間を自分に捧げてくれた家族やコーチのため、応援してくれる全ての人への感謝と恩返しができるよう私はこの大学からプロサッカー選手になる。大学合格が決まったあの日、コーチやスタッフの方々からお祝いの言葉よりも心配や"覚悟を決めてやれ"と言われた。明らかに他の選手にかける言葉とは違っていた。それは、今でも鮮明に覚えている。周りの仲間は祝福の言葉で溢れていた。合格したのが、嬉しいような悔しいような複雑な気持ちが入り混じっていた。そんなことを言われて、正直とても悔しかったし、見返してやるという気持ちでいっぱいだった。今まで頑張って積み上げてきたものが全て崩れるような気持ちだった。でもそんなこと考えたところで現実は変わらない。この大学を選んでよかったと思えるように今ある時間を大切にしていきたい。絶対にプロサッカー選手になって見返してやりたい。どんなに長くても大学卒業は日々近づいている。自分が後悔しない選択ができるよう無駄な時間を作らず、24時間をデザインする。自分がサボっている時、努力している人は必ずいる。たまに仲間に言っているこの言葉を紹介してみる。ふざけて言ってたようで、心の中では真剣に話していたつもりである。
「1.01の法則、0.99の法則」というものがある。1は何回かけても、答えは1になる。よって、1の365乗は1である。ところが、1が1.01になると、1.01の365乗は37.8である。逆に、1が0.99になると、0.99の365乗は 0.03となる。これが何を意味しているかというと、例えば、1が通常の自分だとすると、+0.01は努力した自分。仮に早起きして15分勉強するとする。それを毎日(1年間=365日)継続することで,1年後には37.8倍に成長した自分がいることになる。逆に、−0.01は怠けた自分。つまり、早起きしないでいつまでも寝ていたり、部活ばっかりで疲れて家で勉強しないとか、ちょっとでもマイナスなことがあって毎日を過ごすと、1年後にはなんと現在の0.03倍になってしまう。0.03倍とは,やっていないに等しい。ここで出た、37.8は0.03の約1260倍となります。
ちょっとしたがんばりが,1年後には大きな結果をもたらす。1年後、37.8倍の自分になるのか、0.03倍の自分になるのかは,毎日のちょっとした継続で決まる。この積み重ねはやがて大きな差となる。このブログをきっかけにもう一度自分を見つめ直したい。周りに流されることなく自分の意思でもっとより高みを目指していきたい。私はプロサッカー選手を目指し、夢や希望、感動を与えられる選手になる。今までそんなことを口にしてきた。私の人生の中心には常にサッカーがいる。楽しい時も辛くても辞めたくなってもサッカーと共に成長してきた。この大学生活がプロサッカー選手になれる最後のチャンスである。目標や目的のために臆することなく進み続ける。これが『勇往邁進』である。
長く拙い文章だったと思いますがこの言葉が皆さんの良いきっかけになりますように。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
2023/07/25 11:06