『情熱』/山本祐太郎
『情熱』/山本祐太郎
平素よりお世話になっております。社会情報学部社会情報学科の山本祐太郎です。趣味はサウナ、コーヒー、登山です。熱しやすく冷めやすい性ですが、これらは、ずっと熱いままです。また、熱しやすく冷めやすいのは体温も同じですので、サウナでは人一倍整っているかと思います。最近、深々と思いを巡らせることがあったので、それについて書きます。拙い文章ですが、最後までお読みいただけたら幸いです。
先日、高校時代の友人2人とサウナに行った。その2人の友人は将来の夢を本心で語っていた。そのとき、私は無性に恥ずかしいと思った。将来は、いい企業に入って、家族円満で、趣味を充実させて幸せに暮らしたいと思っていた自分にだ。そして、そんな自分とは裏腹に、2人の友人が形容し難いほどにかっこよく見えた。それを機に私は、夢について熟考した。
この思いは、間違いなく私の本心だ。それに、夢とは言い難いが、実現するのは容易くない。ただ、それは、あまりにも無難すぎる。2人の友人は、1人はアメリカで起業して大尽になると言い、1人はプロサッカー選手になると言った。私のとはまるで違う。実現するためになさなければならないこと事々は、とてつもない。
私はこの現状を変えたい。そう望むのは、友人に見劣りするからではない。もったいないと思うからだ。天文学的な確率で、こんなにも美しき世界に、日本人として、幸せな家庭に生まれ落ちた。今は、大学に通えることができている。この上なくありがたい人生だ。そんな人生、無難に生きていいのか?という疑念がどうにも取っ払えない。私は、無難に生きるにはあまりにもったいない生を授かったのだ。
それでも、私が壮大な夢を描けないのは、ひとえに情熱がないからだ。夢を叶えるには、数多の困難を要するだろう。これらに立ち向かうには、情熱が必要だ。情熱がないと努力もできなければ、犠牲も払うことができない。簡単に、無難な方へと逃げてしまうだろう。夢を持とうにも情熱がなければ話にならない。
私は、この4年間の大学生活を通じて情熱のある人間になりたい。そしてまっすぐな目で夢を語り、本気で夢を叶えんとする人生を送りたい。夢のある人生はきっと楽しい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
2024/10/12 12:57