「当たり前じゃねえからな」/磯村洋生
こんにちは。経済学部経済学科4年の磯村洋生です。
そんなに長くはないので最後まで読んでもらえたら嬉しいです。
10月30日、17年間続けたサッカーに終わりが来ました。
サッカーをする楽しさと厳しさ、プロや全国出場への希望、勝利の喜び、敗北の悲しさ、悔しさ。幼稚園の頃から大学まで、サッカーにはあまりにも多くのものを与えてもらいました。今まで関わってもらった指導者の方、チームメイトには感謝しています。
さて、この引退ブログで何を書こうかとしばらく考えているのですが、こういう時、自分は渾身の文章を書くことはできません。なので素直に今感じていることを書きたいと思います。
引退した今、感じていることを一言で表すと"喪失感" です。
ボールを扱う技術や、ハードワークする為の体力。
上手くなる為に毎朝練習に取り組んだ日々。
サッカーでしか味わうことができない喜怒哀楽の感情。
そういったものが自分の中から失われていくのかと思うと、なんとも言えない感情になります。
サッカーは自分が物心ついた時から身近にあるもので、自分の体の一部になっていました。そんな当たり前の存在であったサッカーが一旦なくなり、自分はサッカーに満たされ、助けられてきたんだなと実感しています。
当たり前だったものが当たり前じゃなくなるってショックだし辛いよね。
ですが、とりあえずサッカーは終わり。失なっていくものを考えていてもしょうがないです。今あるものでどうにかしなくてはいけません。
ジンベエもエースが死んだ時にルフィに向けて、
"無いものは無い、お前に残されているものはなんじゃ"
と言っていました。知らない人は是非YouTubeで見てください。
なのでここで気持ちを切り替えて17年間が自分に"残してくれたもの"について前向きにお話しします。
サッカーをしてきて様々な経験してきました。
きつい、苦しい練習の時でもみんなで乗り越えた経験。
思い通りいかない状況の時に自分と向き合った経験。
時に理不尽なことがあっても、我慢して受け入れた経験。
これらの経験は自分にとっての財産であり、今後の人生で必ず役に立つと信じています。
そしてサッカーは自分に最高の仲間を残してくれました。大学4年間は、サッカーをしてる時もしてない時も、自分の周りには常にサッカー部の仲間がいました。おかげで彼女はできません。てか、入り込む余地がありません。
毎日のように昼飯や夜飯を食べに行ったり、夜遅い時間までゲームをしたり、日曜日になればみんなで飲みに行ったり。
こうやって過ごした日々は自分にとって掛け替えのない、特別な時間でした。
それも本気でサッカーに熱く向き合い、共に闘っている仲間と一緒だからこそ最高なんです。
自分たちの引退試合に、一緒に泣いて喜んでくれる仲間を持つことがどれだけ幸せなことか。自分は本当に恵まれていて、幸せ者でした。
特に同期。"感謝の気持ち"には改めて書きますが、この年に生まれてよかった、青学にしてよかった、と思えるのはみんながいたおかげです。
改めて、
みんなありがとう。これからもよろしく。
卒業後はみんな離ればなれになりますが、困った時はいつでも助け合える関係でありたいものです。
こうやって引退という節目を迎えて、寂しさを抱えて気持ちが沈みそうな時でも、こうやって前向きに次の人生に向かって考えていけるのもサッカーのおかげかもしれません。
さあこれからの人生は長いです。
17年間で得たもの、残ったものを糧にこれからの人生を歩んでいきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
明日は青学1の細いガタイの持ち主である栗 原こーのブログです。お楽しみに。
2022/11/15 15:31