『見るべきところ』/安原大晴
『見るべきところ』/安原大晴
今回ブログを担当させていただきます。理工学部経営システム工学科2年安原大晴です。ブログを書くのは2回目になりますが、やはり何を書くか悩み続け期限ギリギリになり、また真面目な文章となってしまいましたが最後まで読んでいただけると幸いです。
6月14日にUEFA EURO 2024が開幕し毎日のようにその試合を観るような生活が始まった。毎試合のようにスーパープレーが生まれ、飽きることなく楽しく試合を観れているが、同時に自分は絶対に真似できないなと感じてしまう。この大会は2012年、2016年、2021年大会と毎回観てきて、いつもEUROが終わった後はスーパープレーを何度も真似して練習してきた。2016年、自分が11歳の年までは、将来自分がそんなプレーができるようになると信じて疑わなかった。しかし、2021年、2024年とサッカーの知識が深まるほど、実力がつくほど、いかにEUROに出ている選手たちが超次元サッカーをしているのかが理解できるようになった。そんな選手たちと自分には想像もつかないほど距離があることを感じる。
心理学にはダニングクルーガー効果というものがある。能力が低いうちは自分の能力を過大評価し、ある程度能力がつくとそこから能力が高くなるにつれて自分の立ち位置をより正確に認知し、自己評価が低くなっていくというものである。サッカーを長年続けてきたからこそ、プロになるような選手とはとてつもなく大きな差があることは自覚できる。しかし、自分を過大評価することなく見れているからこそ、今の自分は何に目を向ければいいのかはっきりとわかる。はるか上を見て自分の実力が足りてないと悲観するのではなく、次の自分が出る試合でチームの勝利に貢献できるプレーができればいいのだと目の前のことを見つめることができる。
まずはプロになるような上手い選手の実力を見てそれに追いつこうとするのではなく、次の試合に出て活躍するためになにをすべきなのかを考えることが必要な気がする。今はEUROに出場し後半アディショナルタイムにバイシクルシュートを決めてチームを救う実力がなくとも、Iリーグに出場して点が取る実力をつけるための努力をしたいと思う。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
2024/08/16 12:49