『その先にあるもの』/金田匠人
「その先にあるもの」
金田匠人
「よしっ、今日は絶対に泣かないぞ」そう決めたのに、どの四年生よりも号泣してしまっ たサテ B 四年生の引退試合から早いもので数か月が経ち、私はついに三年生になってしま いました。自分の引退の際は、あんなに泣かないように気を付けます。
平素よりお世話になっております。 青山学院大学体育会サッカー部の三年の金田匠人です。今回は二回目の部員ブログになります。
何を書くかについて毎回悩みますが、サッカーに対する真面目な気持ちやアツい思いは来 年の引退ブログの時に取っておくとして、今回は、二年生の時に参加した学連について書い ていきたいと思います。それでは本題に入っていきます。
選手として活動していた私の昨年の一番の変化は、学連に入り学生幹事として活動したことだ。
学連を知らない人の為に簡単に説明すると、関東リーグの開催の為に、見えないところで働 き、関東リーグを運営する人たちの事だ。
元々興味があった私は、学連に自ら立候補して活動するようになった。
入る前からワクワクしていた私だが、実際に活動してみると徐々に自分の思い描いたもの とのギャップを感じるようになった。
キラキラと輝く会場を作るにはたくさんの人が多くの時間を費やしていることを体感した。 「なんで学連やってんだっけ?」と思うようになり、自分が学連に所属した意味がわからなくなった。
仲の良い同期の前では、何度も愚痴を言ってしまっている。聞いてくれてありがとう。
それでも自分は今もこの活動を続けている。なぜ続けているのか。
やらなければならない、逃げたくないという気持ちとこの活動が自分の成長に繋がってい るなと感じる瞬間や喜ばしい瞬間があるからだ。
資料作りの為にパソコンに向き合う時間、補助学の一年生への指示は、人を動かす力になっ た。
意味わからんイレギュラーが起きたときに冷静に対応することも出来るようになった。 目上の人との関わり方を改めて学ぶことが出来た。色んな大学の友達も増えた。
これらの成果を得る事が出来たのは、自分がなんだかんだ投げ出さずにやり続けたことの 先にあったものだと思う。何事もやりきる事に意味がある。
昨年の4年生は、引退する時に口をそろえて「最高だった。」と言っていた。
それは、やりきる事が出来たからだと思う。
自分もサッカー面も運営面も全てやりきって引退したい。
少し話がそらしますが、
今年からはホーム&アウェイ制度になり、関東リーグの体制が大きく変化しました。
継続して学生幹事として活動している方々は、自分の時間を削って活動しています。多くの 選手は知らないことですが、このブログを読んでいる人には、自分が試合をするわけでもな いのに、準備をしてくれている人たちがいる事を知ってくれると嬉しいです。
最後になりますが、
自分自身も仕事内容も変わっていき、今後も不安でありますがスーパーな人たちに支えら れながら、選手兼運営担当としてピッチ内外で飛躍していく年になるように頑張っていき たいと思います。
ここまで拙い文章ではありましたが、ご一読いただきありがとうございました。
これを読んで何か感じていただけると幸いです。
2023/04/29 09:46