『今を全力で』/栗原俊真
『今を全力で』
平素よりお世話になっております。青山学院大学3年法学部法学科の栗原俊真です。自分の考えを発信できるいい機会ですので、臆せず表現できたらと思います。私は同期から真面目と言われることが多いです。非常にありがたい御言葉ですが、心の底では脳筋になりたいという願望があります。こうした心情をふまえ、今回は僕と関わりのある事象から「成長を遂げること」について綴っていこうかと思います。
成長を遂げるために『ロジックを持った脳筋』になりたい。なぜなら必要以上の情報に触れている日常でいかに必要なものだけを汲み取り、余計なものをいかに排除するかが重要であると考えられるからです。
『ロジックを持った脳筋』ってなんですか。頭いいんですか?脳筋なんですか?
私は、「必要な要素を瞬時に掴み、周りのことなんか一切考えずに猛進していく奴」かなと思います。文字通りの解釈だと「話や文章等に筋道を立てる力を有した脳みそが筋肉で単純かつバカな奴」。まあどちらか白黒つけるのは難しいかなと。例えとしてなかやまきんに君が挙げられますね。彼はご存知の通り、自慢の筋肉を活かした脳筋ギャグを強みとしています。僕は結構好きですね、同族なんで笑。ただ一方で彼は英語を流暢に話すといったただの脳筋ではない一面もあります。またハリウッドスターのドウェインジョンソン。私の中で彼は同じ仲間だと思っていますが、有名大学で犯罪学と生理学を専攻していた点は逸脱していますね。これでみなさんの『ロジックを持った脳筋』が2人のマッスルモンスターで溢れかえっていることと思います。無理やりではありますが、これを定義とさせていただきます。
次に私の日常を構成するもので先の定義づけを元に活かし方を探っていきます。
結論、この先直面するいかなる事象についても対応することができます。素晴らしいですね。もうみんな知りたくてムキムキしてるんじゃないですか??(は?
まず、私の日常を構成する主たるものとしてサッカーと大学の授業が挙げられます。ロジックはありとあらゆる事象に存在するので、今回はサッカーの走力について取り上げていきます。一つの指標としてJ時代の前田大然選手は走行距離約12キロ、スプリント数約60本という記録があります。ではサッカーにおける走力はなにか。私は、速度×本数×タイミングだと考えます。それぞれをさらに分解します。速度は筋出力×回転数、本数は方向転換×距離、タイミングは判断の合致×人数、私なりの分解なのでここは議論の余地があるかと思います。さらに分解、その他考慮することがあるかと思いますが必要要素は最初の3つでサッカープレーヤーの方はある程度理解できるかと思います。またなぜ走力が必要なのかということは、サッカーの「点を多くとった方が勝ち」という大前提から必然的に導かれます。よって走力を構成する必要最低限のロジックが完成しました。怪我等のリスクもありますが、構成要素について議論したい方いらっしゃいましたらDM受け付けます。ここからは実行に移っていきます。脳筋はここで最大の強みであるグリットを発揮し、「走力」と書かれたファイルを前田大然選手の記録達成に向けてただひたすらに突っ走っていくことができます。「いや無理だろ」って思った方、大勢いると思います。だからこそ彼は今世界で活躍し、日の丸を背負って戦う選手となったのかなとも思います。(彼もたぶん仲間だ嬉しい。
20年間生きてきて、薄々感じているかと思いますが、遥か彼方の値を目指すことほど辛くて厳しいものはありません。この値を本気で達成するために全てを捧げることができる人間はほんの一握りです。以上より、大前提にその事象を好んでいるということ、そして自分ができそうな目標を定め、そこから逆算して日常を楽しむことが成長につながる選択肢であり、人生を豊かにする手段であると保守的に考えるでしょう。そうだよね。みんな違って、みんないい。うん。
それで?じゃ打ちのめされたら挑戦しないの?やめちゃうんですか?
その絶対値に目を向けて、全く手が届いていない自分がとてつもなく惨めに感じる、今まで自分の積み上げてきた全てが無駄であったかのように感じる、全てが否定されているように感じる。その感情を味わってからが本当の勝負です。本当の成長のチャンスがそこから始まる。今まで信じていたことが根本から破壊されるなんてことは今まで何度も起こってきたし、これからも起こります。ユースに上がれない、試合に出れない、第一志望に行けない、就活で内定が決まらない、プロへの道が閉ざされた、昇進できない、クビになった等々。
無論、上記の手段は立派な選択肢の一つです。しかし、私は何度だって挑戦を選びます。なぜなら最高に熱くなれる瞬間を知っているから。そこまでの過程が最高に楽しいから。そしてそれは今しかできないから。その挑戦のために『ロジックを持った脳筋』になりたいと心から願います。
『今を全力で』
このシンプルな言葉で括ります。情熱を持って、信念を持って、感謝の心を持って。貴重な学生時代を常温で冷め切って日々を過ごしてしまうことほど勿体無いことはない。残り2年、今を全力で戦います。
最後に今日までの体育会サッカー部の活動を支えてくださっているOBをはじめ保護者の皆様に感謝申し上げます。これからも応援よろしくお願いいたします。
2023/05/25 19:36