『責任感のあるチャレンジ』/中岡一太
平素よりお世話になっております。今回、ブログを担当させていただきます理工学部情報テクノロジー学科2年の中岡一太です。拙い文章ですが最後までお読みいただけたら、幸いです。
今の時代
“楽しいことをしよう”
“好きなこと、面白いと思うことをすればいい”
“学歴なんて関係ない”
“バカでもいい”
“学校の教育はよくない“
という言葉をよく耳にします。その度に僕はせっかく真面目にやってきたのにと焦ります。
僕の強みは真面目さと継続です。でも、真面目にやって来たことがダメなんじゃないか。破天荒で突き抜けた人を見ると羨ましく思っていました。
しかし、破天荒でも真面目でも自分の持った性質で勝負すればいいと思うようになってきました。僕は笑いを取りにいくのは向いていない。だけど笑いをとれる人に任せればいいと思います。なんの得になるかわからないですが、なんの勉強でもやり始めたら突き詰めて熱中できる真面目さと継続力があり、そういうことには主体性があると僕は思っています。
その結果、僕は数学で勉強した立体図形がサッカーの空間把握能力に生かされていると考えると、結局僕は破天荒になれない突き抜けられない真面目野郎です。
もともと破天荒で突き抜けた人は突き進み続ける真面目さがあります。
学校の勉強が問題ではなくて、さらに突き詰めて考えることを真面目な人はやっていけば良いと思います。
そうは言っても、サッカーにおいても社会においても、結果が全てです。
サッカーを例にして考えてみると、
・足元のスキルがなくても強引にシュートを打って毎試合点を決めるヤバいFW
・前線から守備をしポストプレーも器用にこなす努力家で性格のいい万能系FW(5試合に1ゴール)
もし自分が監督で大事な試合にどちらの選手を選ぶか問われたときに僕は前者を選ぶ気がします。単純に結果が勝敗を分けるからです。でもそういうと、
「結果さえよければいいのか、人間性はどうなるんだ、いいサッカーができなくなる」
と言われると思いますが、結果を意識するから良いサッカーも人間性も育つと考えます。
2003年から2016年までのJリーグのデータによると、
1チームあたりの1試合平均ゴール数は約1.39。4152試合中、引き分けを入れると先制点を取ったチームは86.33%の確率。それだけ1ゴールを取ること、点を取らせないことにも価値があるということにもなります。
さらにJリーグの売上は約1200億円。ヨーロッパ最高売上を記録したクラブのレアルマドリードだけで約950億円、2位のバルセロナで約870億円、Jリーグで1番売上を上げるのはヴィッセル神戸で約97億円。(2018年)
これが結果やお金が選手を育てる要因だと思います。
そのような視点であのFWの2人の選手を比較したときに、どちらの選手が責任感が強く信頼できる人物か考えるとより納得できます。その1ゴールに自分の人生はもちろん、チーム全員監督スタッフ、クラブの首脳陣、サポーター、スポンサーの全ての命運がかかっています。日本人選手から見ると外国人選手は強引に無理やりシュートに行くように見えても、そういった視点から観ればシュートを打つプレーはとても責任感のあるチャレンジだと言えると思います。結果を意識することによって、自分をさらに成長させることが出来るのではないかと思いました。
拙い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
2022/05/07 21:26