『諦めてしまえば楽だろうか』/ 落合乃安
『諦めてしまえば楽だろうか』/ 落合乃安
2024年はスタートしたばかりだが、悔しさのあまり涙する経験をした。
去年の夏カテゴリーが降格してから、topチームでやりたいという強い気持ちを秘めていた。
なぜなら、そこでの毎日が素晴らしかったからである。周りは、今までの人生では決して交わることの出来なかったであろうレベルの選手ばかりだった。毎日が本当に刺激的で、必死に着いてこうと、もがく毎日は率直に言って幸せでしか無かった。
そのため、今回の出来事によってかなり厳しい現実を突きつけられた。
シーズン開始直後topに入ったが、合宿中にサテライトに落ちてしまったのだ。さらにその数週間後、サテライトBに降格した。正直、数日間は本当に何もやる気が起きなかったし、日常生活にもかなり影響が出て、今まで張りつめていた糸が切れてしまったような気がした。何も考えたくなかったし、動く気力すらも起きなかった。1人になった時や、朝起きた瞬間などは特に、絶望を感じていた。心の底から大好きなサッカーでここまでしんどい思いをしたのは久しぶりだった。
しかし、練習の中で、下のカテゴリーにいる選手に対しても、モチベーションを上げさせようと声をかけてくれるスタッフや、上のカテゴリーに負けまいとチームを鼓舞する4年生の姿を見て、このままではいけないと感じた。自分の弱さに嫌気がさした。自分は既に決まってしまったことに対して頭を悩ませ、燃え尽きてしまいそうになっていた。
きっと、「サッカーはこの程度でいいや。」と、線を引いてしまえば、こんなに苦しい思いはしなくても良いかもしれない。自分に期待せずに淡々とやっていれば、傷つかずに済むかもしれない。そうやって辛いことから逃げるのは簡単である。
でも、どんなにキツくたって諦めたくない。この奇跡的に出逢えた同期と、最高学年になった時に試合に出ていたい。こんなとこでは終われない。TOPチームで練習したい、関東リーグに出て活躍したい。まだやめられない。絶対悔いは残したくないから。
今だけを切り取って見たら、確かにどん底かもしれない。でも、チャンスが0になった訳では全くない。自分次第で、変わることは出来ると思うし、一気に逆転することだって出来ると思う。
目の前の状況に対して、一喜一憂するのではなく、長い目で見た時の目標に向かって、1日1日をブレずに大切に過ごていきたい。
次回、ブログを書く時に、このブログを読み直して、あの時は辛かったけど、今は最高に楽しいと思えるような1年間にしたい。
2024/05/06 16:33