『宇宙から見る』/鄭銀
こんにちは、鄭銀です。
早速ですがみなさんに質問があります。
?草木が生い茂る田舎の緑
?アスファルトで作られた都会のビル群
この2つ、どっちほうが「自然」に思えますか?
言うまでもなく、これを読んでる人は?を選ぶと思います。しかし、何を血迷ったか僕には?も?も両方「自然」に見えています。
「は、何言ってんの?」
そう感じた人は最後まで読んでいただけると、僕の言ってる意味が少しはわかると思います。
みんなが上記の質問で、?を自然と感じなかったのはなぜですか?「そりゃビルはどう考えたって人工物でしょ」、「緑のほうが動物いるし空気も美味しいじゃん」など理由は様々だと思います。でも、みんながこれに対しその様に思うのは、「人間中心の視点」でしか物事を捉えていないからです。人間が社会の中心であり、そこから全てを評価する視点。
ではその視点を遥か遠くの宇宙に飛ばし、そこから一度地球を観察してみて下さい。そしてそこに生息する人間を、他の動物と同様に一種の生命体として捉えてみて下さい。全ての生命体は生きるために思考を凝らし、地球上の物質を使用して生活している。このような考え方を持った瞬間、「アリやトリが地面や木に巣を作る」を自然と捉えるなら、「人間がアスファルトで家を建てる」も同様に自然と捉えざるを得ないようになります。だって、人間が作るビル、ロボット、プラスチックなどの人工物も、アリやトリが巣を作る時に使う土や枝と同様、自分たちの生活を便利にするためだから。
ほらね?はじめの質問の答え、覆せたでしょ?
高校時代の下校中にふと思いついたこの考え方を、僕は「宇宙の視点」と勝手に呼んでいます。ここでは、人や動物の命は全て等しく、全ての物事に良し悪しがない。自然破壊でさえ人という生命体が行っているため、自然の一環になってしまいます。なんだか壮大で残酷、自分という存在がちっぽけに思えてきますよね(笑)。
でも、この視点を持つことで、あらゆるバイアスにより狭められてきた視野は、間違いなく広くなる。世界、宇宙は広いのだと実感する。小さなことで悩まなくなる。
「社会で生きる」
「宇宙で生きる」
「宇宙の中にある社会で生きる」
全部生きているのには違いないけど、それぞれ見える景色が違う。
良くも悪くも、みんな社会の中で一生懸命生きすぎていると僕は思います。故に、視野が狭くなり、この様な当たり前の真理になかなか気付けない。
疲れたら一息ついて、一回視野を広げてみることで、みんなが少しは楽観的になれたらなと願ってます。
って感じで、僕の今見えてる世界の一部を共有してみました。哲学ったらしい文になってしまい申し訳ないのと、決して倫理観を捨てろと言っている訳ではないのでそこは勘違いしないで下さい(笑)。
あと最近、また別の「小さな宇宙」にも気づいたんですけど、↑以上に長くなりそうなのでまたの機会にします。最後まで読んでいただきありがとうございました!
2023/05/26 17:17