『無は無限なり』/西澤俊
後輩たちの日本一。感動して泣いてしまいました。でも正直嫉妬しちゃってる自分もいるような。本当にすごかったです。
改めて山梨学院選手権日本一おめでとうございます!
さてそんな中、青学の王子様からブログの指名がありました。ナイスタイミング、グット織。自分は高校3年の時の話を中心に書ければいいかなと思います。
自分は高校3年時は、キャプテンを務めていました。コーチや先輩からの推薦などもありましたが、最終的には自分で決断しキャプテンになりました。前期は、鎖骨の手術をしたり、自分が復帰した試合から勝てなくなったりと、かなりメンタルがやられていましたが。
夏の100キロ走をなんとか乗り切り、インターハイでは県勢43年ぶりの日本1になることができました。
後期が始まり、選手権に向けチームが始動しリーグ戦も再開しました。しかし、夏とは一変し、チームは思うように勝てなくなりました。戦い方も研究され、夏の王者というプレッシャーがより一層自分たちにのしかかってきました。
この負け続きのチーム状況をキャプテンとしてどうするか。自分のプレーでチームを救いたいという気持ちは強かったですが、じゃあいざ自分のプレーを考えると、突出した特徴は自分には存在しないし、こんな個性のないキャプテンがチームを立て直すことが出来るのだろうかと勝手に思ってしまっていました。次第に自分は追い込まれていき、自爆していきました。結局、リーグも降格し選手権にも行けず、高校サッカーが終わりました。正直、サッカーの楽しさがよく分からなくなりました。
ですが、この天国と地獄のような高校最後の1年間は、自分の人生においてかけがえのない財産になったことは間違いありません。あの時、チームの為に悩んだこと、自分には個性がないと思ってしまっていたことは決して無駄ではなく、あの一年間があったからこそ、今では自分の事や周りの事を客観的に見ることができるようになったと思います。高校生活は周りの環境に非常恵まれていたんだなと改めて感じました。
題名にある「無は無限なり」とは、無は何もないかもしれないが、そこから無限に伸びることができるという意味です。皆さんにも「自分には個性がない」「こんなのやっていても意味が無い」などと感じでいる人が多くいるかもしれません。今はたとえ無に等しい現状でも、何かと向き合ったり、何かを頑張り続けることで、無限の可能性が広がっていくと自分は思います。自分もサッカーと向き合うことで、まだ得られることや成長できることが沢山あると感じています。大学生活も残り半分となり、今年は去年とは違い、環境は少し変化しますが、最後まで全力で頑張りたいと思います。山梨学院の先輩、後輩、同期には絶対に負けません!!
読んでいただきありがとうございました。次は、くっそバカな佐藤海斗くん。僕よりおもろいブログを書いてみてください。
2021/01/14 12:25