『ふるさと』 / 和田晃生
こんにちは。
清水エスパルユース出身、社会情報学部2年和田晃生です。
稚拙な文章ですが、最後まで読んでいただけると幸いです。
突然ですが皆さんに質問です。「心のふるさと」はできたことがありますか?
「心のふるさと」とは多種多様なものです。私にとっての「心のふるさと」は、今はなきお店を営んでいたおばちゃんの笑顔です。
店内はレトロな壁でできており、私にはお店の喜怒哀楽がみえ、とても興味深いものでした。
このお店は先日、閉店したのですが閉店の知らせを聞いたときは驚きを隠せませんでした。
閉店までの約2か月間、探訪員の仲間たちと狂ったように通い詰めていました。いつの日か私たちにとってなくてはならないものになっていました。ある日、常連客認定の暁であるお言葉をいただいた時には、私含め探訪員のみな心が満たされたのを覚えています。
しかし、時の流れは早いもので、閉店当日を迎えました。この日は常連客の特権で、前日に予約をさせていただきました。私たちは今までお世話になったおばちゃんのために何かしたいと思い、当日に花を贈ることにしました。
そして予約した時間より少し遅れて最後の入店。すると、おばちゃん、おかあさんが笑顔で待っていた。そこで私はおばちゃんにもっていた花を渡すと溢れんばかりの笑顔を見せてくれた。
席につき、いつものようなたわいもない話をして、いつものように探訪員の一人が動けなくなり、気づけば閉店のお時間。
今までありがとうございました。おいしかったです。
これからの人生、辛いことや悲しいこと色々あると思います。そんな時、心の拠り所になってくれるものがあると少しは支えになるものです。
ぜひ皆さんも「心のふるさと」をつくってはいかがでしょうか。
2024/09/01 21:54