『 衝動 』/ 小峰亮太
『 衝動 』/ 小峰亮太
こんにちは。こんばんは。横浜市立桜丘高校出身、理工学部経営システム工学科2年の小峰亮太です。今回は最近あった、ちょっと嬉しい出来事について話そうと思います。拙い文章ですが最後まで読んで頂けると幸いです。
朝早く起きるのはきついから出来ればもっと寝たい、眠い目擦って電車に揺られ、これから練習か。練習して授業に行ったら容赦なく睡魔が襲ってくる。ミンティア食べても、途中で抜けてトイレに行ってみても勝てないものには勝てない。気づいたら授業は終盤に差し掛かり、出された課題に戸惑い焦る。両隣ではいつもテスト勉強に覆われるおじさんと、寝癖を隠すために帽子をかぶったから髪の毛がぺっちゃんこな少年が同じように焦ってる。休み時間はバイトでやってるスイミングで、私が担当してるかわいい子供たちのために、みんながどうやったら泳げるようになるかな〜なんて考えてペンを動かしている。これが、あんまり余裕のない私の日常だ。
サッカー部に入る、青学に入る、ここでアルバイトしよう、いろんな決断を自分でして今の生活を構築してるはずなのに気づけば多くが惰性になってしまっていた。
毎日同じことを繰り返せば体は少しずつ慣れてくる。慣れることは良いことでもあるけど惰性とか妥協にもなり得て悪い面もある。俺なんて才能もないしこの程度でいいやと妥協して足を止めたらそれまでだけど、時の流れに身を任せてたらすぐに妥協してしまう自分の性格に気付き嫌気がさした。
周りはいつもこれだけやってる。
自分もやらなきゃ。
変わらなきゃ、毎日の生活から変わらなきゃ。
こんな悩みや葛藤は他人との差を痛感するたびに湧き出るもので、自分だけじゃなくていつも一緒に練習するチームメイトや隣で一緒に授業を受けてるおじさんも少年も同じように悩んでるんだろうなとふとした時に思う。
しかし、サッカーをやってるとたまに悩みとか葛藤がたった一つのプレーで全てどうでもよくなってむしろサッカーにもっとのめり込み、プラスの力に変わる時がある。それがどんなプレーかは分からなくて、とにかく面白いって思った瞬間。
Iリーグの東海大学戦、相手は首位を独走する強敵で、コーチ陣もプレーする選手も正直、試合前は勝てないと思ってただろう。そんな相手からゴールを奪い、応援してくれる選手のところに飛び込んだ瞬間、私の中のボルテージは最高超に達した。終了の笛がなり、その相手に快勝した時よりもずっと、ネットが揺れた時の方が嬉しかった。大学でもサッカー続けてて良かったと心の底から思える瞬間だった。
これだからサッカーはやめられない。
私はアニメも映画も温泉も王将も、いろんなことが好きでたくさん幸せを感じるけどサッカー以上に大きな衝動はない。これが今でも私がサッカーを続ける理由だ。また近いうちにこんな瞬間が訪れてくれるように出来る準備をしようと思う。
こんなにも長く拙い文章を最後まで読んで頂き本当にありがとうございます!!!
2024/07/17 14:34