『遠回りこそ一番の近道』/卯月翔
遠回りこそ一番の近道
こんにちは。この度引退ブログを書かせて頂くことになりました。理工学部機械創造工学科4年の卯月翔です。
あまり文章力に自信はありませんが、短すぎず長すぎずの文章にしたので最後まで読んで頂けるとありがたいです。
まず、青学サッカー部での4年間を振り返ってみると、とてもとても充実した日々を送る事ができたと思います。朝練の後に、永遠に1対1の練習したり、みんなとボール回しをやったり、グラウンドでダベったり、部倉でウイイレしまっくたり、からやまに3時間ぐらい居座っていたり、日夜の飲みなど本当に楽しみ尽くした日々だったなと改めて思います。
さて、本題に入りたいと思います。皆さんに紹介したいのは「遠回りこそ一番の近道」という言葉です。中川君と構成が被ってしまったのが少々悔しい所ですが、書いていこうと思います。
この言葉は元野球選手のイチローさんがテレ朝の報道ステーションで言ってたことで、私はそれを生で見ていた記憶があります(これはマジです)。
誰でも自分の目標に到達できる最短で楽な道があるならばそれを選びたいと思うはずです。僕も選べるならばそうしたいところですが、そうはいかないのが現実です。
その時々で自分がベストだと思う決断をしていると思いますが、後々振り返った時にもっとあーすればこーすれば良かったかなと少し後悔することがあると思います。でも何か自分の目標を達成した時に、その時々を振り返ると上手くいかなかった事も後悔した事も良い経験だったと思えるし、それらがあったから成し遂げる事ができたと思えるし、結果的に近道だよねって意味らしいです。あとイチローいわく、その方が人として"深み"がでるらしいです。
なぜ、このような事を思ったかというと、全カテゴリーによるラスト1ヶ月の怒涛の連勝劇、そして奇跡の残留をしたからです。サテBが3連勝、サテAが2連勝、トップが6連勝というとてつもない快進撃がありました。
どのカテゴリーもシーズン途中で中々勝てない時期が続き、チームとして苦しかったのを思い出します。それでも毎日の練習を一生懸命やり続けたことで、結果的にどのカテゴリーも連勝して残留できたんだと思います。遠回りをしたことによって得られたものもあれば、失ったものもあるかもしれませんが、ある意味近道だったのではないかと思います。
このことは、チームだけではなく私個人にも言えることだと思いました。
私のサッカー人生は11月19日で終わりを告げました。最後の2試合は私のサッカー人生の中でも最も激アツ試合になったと言えます。
その内の法政戦について紹介したいと思います。
アイリーグ最終節、相手は法政。チームの状況としては、勝てば残留(プレーオフ進出)、負ければ降格、引退という超絶ピンチでした。ちなみにですが、試合前日、同期と一緒に温泉に行ってご飯を食べに行った時、急にものすごく緊張してきて周りに心配されるぐらいガッチガッチになってました。初めて松のやのトンカツが美味しくありませんでした。
しかし、ものすごい大応援のおかげと90分全員で死ぬ気で闘ったことで、2-1で勝利を飾ることができました!!この試合は、素直にめちゃくちゃ嬉しかったし、チームが1つになって戦えたことが最高に気持ち良かったです。神奈川の田舎高校の出身の奴でも4年間頑張れば、レベルの高い選手たちと互角に戦えることを少しでも証明できたと思うと、ここまでサッカーを続けてきて本当に良かったなと思えました。
そんなこんなで今までサッカーから、沢山の経験をさせてもらいました。
例えば、試合にでれない悔しさや怪我、地獄みたいな走り、試合に勝つ喜び、何かに熱中する大切さ、諦めない心、仲間との出会いなど様々な経験ができました。本当にサッカーに感謝したいです。
今引退をして自分のサッカー人生を振り返ると、遠回りに思えるような道は少しばかり長かったですが、そこから学べた事は多く、自分自身少しは成長できたし、最後最高の形で終えることができたかなと思います。
だから、たとえ遠回りをしたとしても、その道中で得られた様々な経験や人との出会いが、自分の糧になり、それらによって結果的に良い方向に物事が進むのではないかと思いました。でもそうなるためには、その道で惜しまない努力と楽しむことを忘れてはいけないとサッカーを通して思いました。当たり前ですね。勝手ながらに解釈してみました。
最後に同期、改めて感謝の気持ちで書きますが、本当に本当にありがとう!
これからも末永くよろしくお願いします。🍻
最後まで読んで頂きありがとうございました!青学サッカー部最高の4年間でした。
全然長くなってしまいました。すいません。
2022/11/29 07:51