『味のする後悔』/湯浅敬互
こんにちは。都立東大和南高校出身、法学部法学科新2年の湯浅敬互です。
拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけたら幸いです。
ここまで読んで、皆さんの中にこう思った人がいると思ったので、触れておきます。
それは、私の出身校への疑問だと思います。
「東と南どっちやねん!」
私の出身校を知ると、ほとんどの人がそう聞いてきます。結論を言うと、“南”です。
東大和市にある南高校なので、東大和南高校です。
皆さんのモヤモヤも解消されたと思いますので、本文に入らせていただきます。
私は小学2年生からサッカーを始め、自分からサッカーをとったら何も残らないと思うほど、自分にとってサッカーがすべてだった。
子供のころの夢は自分では覚えていないが、親に聞いてみると、
「サッカーボールになりたい!」
そう言ってたらしい。私は、選手ではなく、ボールになりたかったそうだ。
私は大人になり、幼少期に抱いた素朴な夢を捨て、日に日に現実を見るようになった。
私は去年、体育会サッカー部に入り、大学サッカーに挑戦することを決めた。
そこで私が感じたのは、レベルの差だった。私は心のどこかで通用すると思っていたが、現実はそう甘くはなかった。
次第に周りとの劣等感を感じるようになり、自分は逃げの姿勢をとるようになった。練習でも周りと自分とを比較し、下手くそな自分を隠す日々が続いた。
そんな日々の中に成長は見込まれるはずもなく、何も結果を残せないままシーズンを終えた。そして、今、去年一年を改めて振り返り、自分が得たものを探してみたが、出てきたものはやらなかった“後悔”であった。
こんな絶望的な状況で、私は高校時代に受けたある言葉を思い出す。
それは、「やらない後悔より、やる後悔」であった。
「どうせ悔やむなら、やってから悔やめ!」という意味である。私はこの言葉に救われた気がした。今まで後悔というものにネガティブな印象を抱いていたが、この言葉が自分の考えを変えた。人生に後悔はつきもので、これからも自分の人生は後悔の連続であるに違いない。しかし、その後悔が「やってからの後悔」だったら、どんなに潔いだろうか。
私はこの言葉を受け、逃げの姿勢ではなく、挑戦する姿勢でいることを心に誓った。
後悔の数だけ成長があるという言葉があるように、私はこれから色々なことにトライし、多くの後悔をしようと思う。
そして、去年のやらなかった後悔を、意味ある後悔に変えるべく、大学サッカーに再チャレンジする。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
2022/05/26 16:05