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『信念を貫く』/ 梅澤大輝
『信念を貫く』

平素よりお世話になっております。
今回ブログを担当させていただきます。大宮アルディージャU18出身、経営学部経営学科3年の梅澤大輝です。日頃より青山学院大学体育会サッカー部への多大なるご支援、ご声援ありがとうございます。

今回で3度目の個人ブログということで、何を書くか悩みましたが、感謝の気持ちと僕がFWにこだわる理由について書いてみようと思います。最後まで読んでいただけると嬉しいです。

まずは、昨年20歳という人生において大きな節目を迎えました。まずは家族、友達、関わってくれた全ての人に感謝します。ありがとうございます!

人に迷惑をかけ悪ガキだった小学生時代。たくさんの友達仲間に出会い、サッカーでは長期離脱をし怪我と向き合った中学時代。親元を離れ寮生活をし、サッカーのために向き合った高校時代。
振り返ると、「やっと10歳になり2桁歳になった。よっしゃー!」と喜んでいた10年前がつい最近のように感じています。気づけば小学校、中学校、高校と卒業し、あっという間に大学入学。そして20歳になり大人の仲間入りをしました。まだ幼く未熟な僕ですが、それでも時間の流れとたくさんの友達や仲間のおかげで心も体も少しは成長できたと思います。

幼稚園の時に近くのスクールに地元の友達とサッカーの体験に行き、初めてサッカーというものに出会いました。始めたころは全てが楽しく上手く行っていた。誰よりも上手で誰にも負ける気なんてなかった。それが仮に歳上のお兄ちゃん達が相手でも変わらない。大好きで楽しいサッカーであり、チーム、選抜も思い通りに行くことがほとんどだった。このまま行けば余裕でプロになれ、海外で活躍できる。そんな気持ちでいました。小学生の時は順風満帆に行った。しかし中学に入り、点が取れない時期が続き、ターニングポイントである大きな怪我もした。サッカーが1年間できない時には辞めたいと思ったこともあった。復帰しても点が取れない時、自分がやりたくないポジションをやらされた時には悔しかった。サッカーをやる上で点を取ること以外楽しさがわからなかった。チームが勝っても自分が決めなきゃ嬉しくもなかった。だからこそFW以外をやらされるというのは屈辱だった。今でこそ「色々なポジションができていいよね」と言われることもあるが当時の僕にそんなことはどうでもよかった。結果が求められるような厳しい環境でサッカーを続けてきた。監督、コーチはFWではなく、SBやSHで使うようになった。それは自分が結果を残せなかったからである。決して他のポジションがダメとか悪いとかではない。しかし、心のどこかでFWをやりたいという想いはあった。中学、高校とそこを得意、専門とする選手がいたが、被った場合同じピッチに立つためには争いに勝つかポジション変更が必要になってくる。その時、特化した選手は他のポジションをやらせられることはない。他のポジションができるというのはユーティリティな選手の良い点である一方で特化していないということが永遠の課題である。それでは、FWにスタートで出ることは難しいと思えた。特化したストライカーとFWもできるよ?という2人がいるとして、監督がどちらを使うかなんて一目瞭然である。
プロの世界でも外国人や各世代のエリート達が名を連ねるポジションでありやはり生き残るのが厳しいのはわかっている。しかし、楽しくて自分の能力が最大限発揮できるのはここ以外はないと思う。ドリブル、パス、シュート力、スピード、判断力、スタミナ、視野、連携、跳躍力など様々な能力が求められ、誰でもできるようなポジションではない。しかしこれらの何より「エゴ」が1番大切であると思う。ブルーロックというアニメがあるが、それは「エゴ」というものを1番重要視している。FWだけを集めその中から真のストライカーを生むという内容だが僕の心に刺さるものは多くあった。今までの自分には「エゴ」の部分の気持ちが薄く、ゴール前でパスに逃げたりシュートを打たず、味方のお膳立てをしたりすることもあった。これはただ一つのきっかけだが、改めてFWにこだわろうと思えた。現在はFWをやらせてもらっているがどんな状況でも点を取らなければ出続けれることは難しいポジションであることに変わりない。またチームメイトに金子星太がいるせいか高校時プレミアリーグ得点王の千葉寛汰という選手の話をよく聞く。彼のメンタリティについてや彼ならこの場面どうするかなと話をしたりする。そんな彼でさえも最近ようやくJ2デビューしたと耳にした。プロはやっぱり簡単な世界ではないんだなと思う。彼だけからではないが常に学ぶべきことは多くあり、ヒントはたくさん眠っているなと最近よく感じる。良い点は盗みつつもさらに上の選手を目指して日々地道に取り組んでいこうと思う。今成果が出なくてもやり続ければいずれ成果はでる。このことを信じ、残り2年全力でサッカーに打ち込みプロサッカー選手を目指します。

最後に感謝について改めて話します。今まで、サッカーを通じて色々なことを思ったことがある。結果が出て楽しいと思えた時。上手くいかず辞めたいと思った時。やらなければ行けない義務のようになっていた時。友達と遊びたいなと思う時。そんな時も授業が終われば親が迎えに来てくれて、車に乗り込みグラウンドに向かい遅くまで練習する毎日。悩む暇もないくらい多忙な生活をしていた。みんなはゆっくり下校し、放課後遊んでいて正直羨ましい気持ちもあった。今思えば周りは辞めていく中、何で続けてるのかなと思うこともあった。何があっても結局サッカーが好きだった。それがない人生がそもそも考えられなかった。
家族や仲間、自分がここまで本気じゃなかったら多分今頃辞めてたんじゃないかなって思うこともあります。色々な人の支え、協力があってここまで続けてこれました。サッカーで出会った仲間、仲良くしてくれた友達みんなありがとう。毎日仕事や家事で忙しい中、送迎やご飯作ってくれたり、サッカーの応援や指導をしてくれたお母さん、お父さんは1番感謝しています。ありがとう。
あまり口にして感謝の気持ちを伝えたことは少ないかもしれないけど、両親がいなければここまで頑張ってこれなかったし、中途半端で辞めていたのではないかと思います。ここまで何不自由なく続けさせてくれてありがとう。そしてこれからもよろしくお願いします。

長く拙い文章だったと思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

  
  
2024/04/22 15:23
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