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『強く、強く』/関根浩平
「関根浩平、お前が砦さ、勝利のために、強く、強く」これは私が高校、大学の両方で応援の時に歌ってもらっていた、とても大好きなチャントです。今後もこの言葉通り成長し続け、強くなっていくために、今回は本音と共にサッカー人生を振り返りたいと思います。


こんにちは。社会情報学部4年の関根浩平です。拙い文章ではありますが、引退ブログということで最後まで読んでいただけると幸いです。

11月12日の関東2部リーグ最終節。1-0の状況で試合終了の笛が鳴り、6連勝、大逆転残留を決めることができました。それと同時にサッカー競技者としても引退となりました。

その時の気持ちは今でも覚えています。これで本当に17年間続けたサッカーが終わりということを信じられない気持ちや残留を決められた安堵感、そして「良いサッカー人生だったな」という充実感がありました。

自宅に帰ると本当に終わったんだなと少し実感が湧いてきて、友人が始めたからという適当な動機でサッカーを始めた5歳の時から、生意気いって威張ってた小学時代。結果を残せず悔しさが残った中学時代。ほぼサッカーしかしてないけど充実していた高校時代。そして、苦しいことが多かったけれど、最後は笑えた大学サッカー。各カテゴリーでの素晴らしい仲間達と出会いや色々な出来事が思い浮かんできて、これ以上に楽しく、苦しく、充実した時間や経験を今後も経験できるのかなと少し不安に思ったりもしました。

17年間を軽く振り返りましたが、これから小中高大と詳しく振り返ると長すぎるので、今回は充実していたサッカー人生の中でも特に自分自身の弱さを痛感し、成長することができた大学サッカーを振り返っていきたいと思います。

入学当初、私は本気でプロサッカー選手や日本一を目指していた高校生活が終わり、どこか気持ちが抜けており、4年間でプロサッカー選手になれたら良いなくらいの気持ちでした。

そんな気持ちで成長するわけもなく、1年目はサテライトAで試合に出たり出なかったり、大学2年時は、関東2部リーグで全く通用せず15試合に出場して1勝14敗。結果、最下位で都リーグ降格。

続く大学3年時には、東京都リーグで優勝し、関東2部リーグに復帰することができましたが、この年に私はプロサッカー選手の夢を諦めました。

理由としては、自分の中で、Jリーグ内定選手達とマッチアップを通してレベルの差を痛感し、プロで活躍する未来が見えなかったことや先輩から聞く就職活動の話などから、サッカー選手以外の道もこれからの人生の選択肢ではありだと考えたからです。そのため、就職活動を始める頃にはサッカーは大学で終わりという決断をしました。

そんな、幼い頃からの夢であったプロサッカー選手を夢半ばで諦めたわけですが残りの学生生活でサッカーを続けた理由が明確に2つあります。

1つ目は、恥ずかしい話ですが5歳から続けてきたサッカーを中途半端に辞めるのが怖かったということ。

2つ目は、試合に勝ち仲間と喜ぶ瞬間を味わいたい。また、この仲間と関東1部昇格(途中から残留ですが)という目標を達成したかったからです。

1つ目の理由だけであれば、どこかで気持ちが切れてしまっていたかもしれません。しかし、2つ目のような理由でサッカーを続けられたのは、間違いなく青学サッカー部同期の存在が大きかったです。プロを目指す選手、自分と同じように就職を選択した選手達がカテゴリー関係なくチームとしての勝利を目指して必死に練習、応援しています。そして、仲もめちゃくちゃ良くて遊びにも全力で、みんながリスペクトしあっている同期達と勝利を喜び合い、最後まで続けたいと思うことができました。

特に千綿は、怪我をして出れなくてもチームで1番勝利の為に行動してくれました。あいつの為にも頑張らなくちゃと思えましたし、そう思ったのは自分以外にも沢山いるはずです。主将として気合い入りすぎて、同期も近づけない怖さを出す時もありましたが笑。

そんなみんなのお陰で、個人的にはサッカー人生最後の年、関東リーグ全22試合フル出場、1980分間全てを出し切ることができました。

正直、シーズン途中は膝が痛かったり試合に出るのがキツイなと思ってしまっていた時もありました。みんなのブログを読んで、そんな風に思っていた時の自分はクソだな思います。

高校時代に部員200人の中で試合に出場し、試合に出ることの責任感だったり、勝利への執着は学んだはずだったのに、時間が経ち、どこか忘れかけてしまっていました。本当に情けないと思います。

けれど、シーズン終盤は膝の怪我など関係なくチームの為に闘おうと強く思えました。それは、熱量高く最後までチームの為に行動する同期、先輩の為にと頑張ってくれる後輩、声を枯らしてまで大きな声援をくれたサッカー部員がいたからです。最後にこの仲間達と目一杯喜び合うことが出来て本当に良かったです。とても良いサッカー人生の締めくくりができました。

後輩達は自分達みたく残留争いにならないように関東1部昇格目指して頑張ってください!観に行けなくても結果は必ず確認します。そして、中途半端な気持ちじゃなく、必ず毎試合、強い責任感を持って闘ってください。


今年でサッカー競技者としては、区切りを付けて引退となりますが、今後は社会人として更に成長して「強く、強く」生きていきたいと思います。「あいつ引退したか。」で終わらず、今後も継続して応援していただけると幸いです。

チームメイトにはこの引退ブログで感謝をだいぶ書いてしまいましたが、家族、これまで関わってくれた方々への感謝は、感謝の気持ちで書きたいと思います。

何度思い返しても、とても良いサッカー人生でした!!

最後まで読んで頂きありがとうございました。

  
2022/12/15 15:54
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