『困難』/松本遼成
こんにちは。
今回部員ブログを担当します、日大藤沢高校出身、地球社会共生学部の松本遼成です。初めてのブログなので拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけるとありがたいです。
私はサッカー人生の中で壁というものを何度か経験してきました。少しだけ挙げるとすると、小学6年の頃、都大会で決勝に勝ち進むも結果は0‐8で東京都2位。全国大会出場を決める試合で相手との圧倒的な力の差を感じました。
中学時代になるとスペイン遠征でFCバルセロナと試合する機会がありました。当時の僕たちは「いや、ゆうて勝てるんじゃね」と淡い気持ちを抱いていたと思います。しかし終わってみれば8失点。シュートも2,3本しか打てないまま90分が終わってしまいました。
高校では日大藤沢高校に入学したものの3年になるまで試合には絡めず、1年の頃は当番の為に、毎週のように始発で行って終電近くで帰るという生活を続けていました。でも今思えばめちゃめちゃ楽しかったし、毎回のように全国の強豪校と試合をして自信を高めることができたので、良い高校サッカー生活を過ごしていたと思います。しかしそんな出来事を吹き飛ばしてくるかのように、サッカー人生最大の挫折を迎えます。本気で日本一を目指していた私たちは神奈川県大会準決勝で県内のライバルである桐光学園と対決しました。延長終了して2−2でホイッスルを迎えた試合はPK戦に突入しますが、6人目のキッカーであった私がPKを外し、試合終了。チームの目標であった日本一を達成することはできませんでした。その時私が感じたのは、「全国大会でテレビに出て活躍したい」という、子供の頃からの夢に届かなかった悔しさよりも、共に同じ気持ちを抱いていても試合に出れなかった同期の期待を裏切ってしまった悔しさでした。「もしあの時あのPKを決めていたら。」 そんなことが何百回も頭の中でループして、本当に悔しく、苦しかったです。しかし一方でこの想いとは反対に、「何が足りなかったのか、3年間悔いなく全力でやり切った、なにが届かなかったのだろう」とも思います。今大学サッカーを続けている理由の1つは、その答えを探すためにやっているのかもしれません。
今年の青学は関東1部リーグ昇格を目指し、日々戦っています。その中で、過去のチームメイトたちが関東リーグで主力として戦っていることに焦りや羨望、自分自身の不甲斐なさを少なからず痛感します。彼らに負けないよう、私も自分の特徴をチームに還元し少しでも1部昇格に貢献できるよう努力していきます。
まとまりのない文章ではあったと思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
2022/05/15 19:59