『百折不撓』/ 堀伸乃心
こんにちは。
SC相模原ユース出身、法学部法学科1年の堀伸乃心です。初めてのブログで拙い文章になりますが、最後まで読んでいただけると幸いです。
「百折不撓」
高校1年生の時、私はこの言葉に出会いました。意味は「何度失敗して挫折感を味わっても、くじけずに立ち上がること。どんな困難にも臆せず、志を貫くこと。」です。
私が所属していたSC相模原ユースには、毎週試合に駆けつけ応援してくださるサポーターの方々がいました。その方々が年度ごとに掲げてくださる言葉があるのですが、2020年度の横断幕に書かれていたのが、この「百折不撓」でした。
高校時代、怪我に悩まされた私はこの言葉に救われました。
高校1年時に骨折、2年時には腰椎分離症発症による約5ヶ月間の長期離脱を経験した私は、「最後の年こそはリーグ戦全試合を戦いたい」と強く意気込んで最後の一年を迎えました。
シーズン初めに膝の怪我をしたものの、リーグ戦開幕前には無事復帰し(ちなみに復帰戦は青学との練習試合でした)、開幕数試合にフルで出場することができました。試合を通して、自分自身のプレー面での成長を感じられる場面がいくつかあり、前向きに高いモチベーションを持って取り組めていました。しかしその矢先、私の希望は打ち砕かれました。
ある日練習試合中に腰に激痛が走り、私は途中交代しました。一年前に感じた痛みと全く同じだったため、「分離症だな」となんとなく察しはついていましたが、小さな希望を捨てきれないまま検査を受けました。嫌な予感は見事に的中しており、腰椎分離症の再発と診断されました。シーズン中2度目の怪我な上に、高校3年間の締めの一年だったこともあり、診断直後は相当凹んだのを今でも覚えています。
そんな時、私の支えとなったのが「百折不撓」という言葉でした。この言葉を見ると不思議と、「下を向いてる暇なんてない」と自らを奮い立たせることができましたし、前進する勇気をもらえた気がします。結果として復帰までに3ヶ月程かかってしまいましたが、残された期間で自分にできることは全てやり切ることができたと胸を張って言えます。この経験は、「言葉の力」というものを肌で感じることができるきっかけとなりました。
大学生となった今でも、この言葉は私の心に刻まれています。今後どんな障害が立ち塞がろうとも、「百折不撓」の精神で前進していきたいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
2023/08/29 17:42