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『理由』/ 三井匠

『理由』/ 三井匠
今回のブログを担当します、経営学部1年の三井匠です。私は大学サッカーをする理由を書きたいと思います。時間があったら読んでみてください。

最初は大学ではサッカーをするつもりはなかった。しかし高校の監督にサッカーを続けられるなら続けた方がいいと言われたからなんとなく大学でもサッカーをやろうと思った。
そんな自分だったが、入学前にした怪我を機にサッカーをする理由について考えるようになった。明確な理由もなくサッカー部に入部してしまっていた為、怪我をした当初はサッカー部を辞めようか迷った。プロを目指しているわけではないし、そこまでトップチームで活躍したいとも思わない。サッカーをしなくても大学生活は楽しいだろう。部活がなければ時間もたくさんできてもっと遊べるだろう。最初はリハビリも出来ることは少なかった。何をやりに早起きしてグラウンドに来ているんだろうと毎日思っていた。一日の始まりはベッドから起き上がる時に患部が痛み、自分が怪我していることを実感するところから始まる。もう治らない怪我だということはお医者さんに言われていたから、この先怪我を気にせずにプレー出来ることはないことを悟っていた。練習の行き帰りはだいたい泣いていた。辞める理由の方が多かった。辛い期間だった。
さらに自分のサッカー人生を振り返ると負けてばかりだ。サッカーにおいて成功体験がない。小学生の時は区の選抜にすら入らなかった。そして5年生の時にチームを辞めている。中学までは公園でボールを蹴っていた。中学は無所属だった自分を唯一拾ってくれたチームに入った。しかしレギュラーになることは最後までなかった。高校はサッカーに集中するためにわざわざ寮生活をさせてもらった。けれど一度もトップチームに上がることはなかった。大学でもきっとそうなんだろう。サッカーを辞めるタイミングは今までたくさんあった。

それでもつづける理由。

それは純粋にサッカーが好きだから。もっとサッカーが上手くなりたいから。勝てなくても、うまくいかなくても楽しい。なんなら勝てたり、うまくいっている時よりも課題が見つかって面白いと思っている。だから私はサッカーが下手でもサッカーが好き。スタメンに入りたいから、上のカテゴリーに行きたいからうまくなりたいのではない。うまくなりたいから試合に出たいし、レベルの高いところでプレーしたい。コーチや監督の評価、試合の結果、カテゴリーの昇降格などプレーヤーだったら様々なことが気になる。そういうものに一喜一憂せずにプレーしたい。余計なことに目を眩ませるのではなく純粋にサッカーを楽しみたい。そういう4年間にしたい。

そして、そんな私の気持ちを尊重してサポートしてくれる家族、サッカーを教えてくれる指導者の方々とチームメイト、何度怪我しても治してくれるトレーナーの方々には感謝しかない。本当にありがとう。そんな人たちのおかげでピッチに立てていることを忘れずに今日もサッカーを楽しみたい。

これが私の大学サッカーをする理由です。