『尺短寸長』/ 畠中桜介
『尺短寸長』/ 畠中桜介
こんにちは。文学部フランス文学科の畠中桜介です。文学を4年間学んだということでカッコつけたブログにしようと思います。よかったら読んでください。
本日、最後の引退ブログを書くことになってしまった。4年間、1454日、125,625,600秒という長いようで短い時間が終わろうとしている。人生が80歳で終わるとすると大体25億秒らしい。そうすると大学生活は1/25だったということになる。そう考えるとやはり短いような気がする。ただの4年間、いや、されど4年間だったと私は思う。今回は私の充実した、密度の濃い、4年間についてと感謝、これからのことを書きたいと思う。
2021年4月、大学生としての生活が始まった。入学式の日、母と父が帰ってしまい一人暮らしがあたり前のようにスタートした。すごく悲しかった。すごく寂しかった。大学なんて辞めて両親と帰ろうとすら思っていた。受験であんなに苦労したというのにだ。あんなに苦労したということはここであえて書くつもりはない。とにかく苦労した。それでも時間を止めることも戻すこともできない。勝手に進んでいく。授業も始まったし、部活動も始まった。感染症がまだまだ蔓延していたことにより、前通りの大学ではなかったと聞いているが、私の学部では対面の授業があり、静寂なキャンパスライフを過ごした。ただ慣れるためだけに一日一日を過ごしていた。少しもったいないと今は思う。しかし、当時の私は必死だった。初めての一人暮らしに、初めての満員電車に、初めての90分の授業に、初めてのフランス語に、毎日の朝練に慣れるために。ただ毎日を過ごしていたため、今思い返してもあまり覚えていない。覚えていることは、サッカーの練習についていけなかったことだ。今ではおかしいことだが、フィジカルトレーニングの方が好きだった。走ることは頑張ればできることだからだ。走りのトレーニングでは隣の選手に負けないように、タイムに入れるように意識することが必要で、誰にでもできることである。とは言っても好きなサッカーで他の選手との競争に勝てず、試合に出ることができないのはとても悔しかった。悔しいと思い続けていたら1年目が終わった。感染症の影響もあり、練習も止まってしまったり、遠征に行けなかったりとあっという間に終わった印象がある。何度も書くが、とにかく必死だった。
2年生になると、大学生活にはもちろん慣れて、生活のリズムができた。それはサッカーをして、昼ごはんを食べて、学校に行って、夕ごはんを食べて、寝て、またサッカーをしてという生活である。学校がない日は、サッカー、食事、睡眠、食事、睡眠、サッカーという繰り返しだった。これが私にとってはとても充実していた。サッカーが中心だったからだ。試合に出ることはあまりできなかったが、サッカーが楽しくてしょうがなかった。大好きだからだ。1年生の時よりも生活に余裕ができてサッカーに打ち込むことができた。大学の単位の取り方や大学の友達との関わり方も覚えて、大学生活は簡単だった。サッカーが9割、大学生活が1割だった。
この生活が続き、最終学年になった。特に変わりのない生活だったが、先輩がいなくなり最高学年になり、自分たちがチームを作らなくてはいけなくなってしまった。シーズンが始まり、どうにかなると思っていたが、後輩をまとめることは難しく、自分たちも就活が本番ということで大変だった。自分には実力もなく、本当に苦労した。それでも自分たちなりのまとめ方でなんとかここまでシーズンを過ごしてきた。苦労したけど、前の3年間よりもすごく楽しい一年になった。これが1年生の時からできていたらもっと成長できたのにと少し後悔している。後悔しても最後は必ず来るし、いつか辞める時が絶対に来る。そのことを心にしまいながらこれからを過ごしていきたいし、レベルアップしたいと思う。
このブログでは感謝も伝えたい。感謝の気持ち的なものも書くと思うため、ここでは少し書くこととする。
サッカーは1人ではできないスポーツである。それはサッカーをしたことがない人でも知っていることだと思う。しかしそれは団体スポーツであるサッカーだけではない。他のスポーツにも共通していることである。それは応援してくれる存在、監督、コーチ、仲間、審判、その他多くの人たちがいてこそサッカーを含め他のスポーツをすることができるということである。自分に関わってくれた多くの人に感謝の気持ちを伝えたい。ありがとうございます。
長く、内容が薄い、何が言いたいのかわからないブログになってしまった。もっと良いブログを書きたかったが、今回はこんなもんにしておこう。何を書きたかったかというと、大学生としての長いようで短い4年間は私にとっての宝物であるということである。これからもこの宝物を大切にして、進化していきたいと思う。
2024/12/06 19:56